あなたの「好き」を諦めないで。〜ママが頑張る姿を見て、子どもは成長する〜

昨日まで元気だった我が子が、いきなり熱を出してしまい急遽予定をキャンセル・・・というのは育児あるあるですよね。
特に、これから復職を考えているママの中には「子どもの体調不良のために早退したり急にお休みを取ったりしても大丈夫なのかな・・・」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
今回は、顧客対応クラウド『Re:lation(リレーション)』を提供する株式会社インゲージ カスタマーサクセス部 取締役で自身も2児の母という小松 みゆきさんに、これまでのキャリアや実際お子さんがいる社員の働き方などについてお伺いしました!

小松さんのプロフィール

名前:小松 みゆき
職業:株式会社インゲージ カスタマーサクセス部 取締役
お子さんの年齢:9歳(小学3年生)の男の子 6歳(年長)の女の子
居住地: 兵庫県宝塚市

株式会社インゲージの事業内容について

➖提供しているサービス、『Re:lation』とはどのようなサービスでしょうか?
Re:lation』は、お客様からのお問い合わせを一画面でまとめて管理できる問い合わせ管理ツールです。
例えば、通販などのお問い合わせフォームって、最近ではメールだけでなくLINEやTwitterからも受け付けていることがありますよね。
問い合わせを受けた側はその都度LINEやメールを開いてチェックし、さらに電話も受けるとなると大変です。
Re:lation』は、そんな様々なチャネルから受けたお客様からのお問い合わせを一画面でまとめて管理できますので、『Re:lation』さえあればあらゆるお問い合わせに対応できるツールになっています。
おかげさまで、現在は3,300社を超える企業様に導入していただいております。
 
➖テレワークにも使えるツールなのでしょうか?
Re:lation』はインターネットに繋がったパソコンとブラウザさえあればどこからでもログインができますので、どこででもお客様からのお問い合わせに対応することができます。
まさに、『Re:lation』はテレワークに最適なツールです。
また問い合わせを管理するだけでなく、その問い合わせをチームでも共有ができるため社内のコミュニケーションツールとしても利用できます。遠隔でも部内のメンバーと『Re:lation』上で密に連絡を取り合うことができますので、実際に『Re:lation』を導入していただいている企業様からは、社内コミュニケーションがスムーズになった、問い合わせの対応漏れがなくなった、メールの誤送信が減ったという声をいただいております。
また、2020年には総務省主催の「テレワーク先駆者百選」にも選ばれました。こちらは、テレワークの導入・活用を推進し、かつ十分な実績を持つ企業に授与されるもので、テレワークに最適なツールとして認めていただいたことは大変ありがたいことです。

Re:lation の詳細はコチラ
https://ingage.jp/relation

インゲージの勤務体制

➖勤務体制について、どのような制度があるか教えて下さい
私たちの会社はフルリモートではなく、週に1回の在宅勤務制度を設けています。
これはコロナ禍になる前から実行していることで、私達が提供する顧客対応クラウド『Re:lation』が在宅勤務でも活用できるという実証を得るため、この勤務制度を取り入れています。実際私達も普段の業務や社内での連絡ツールとして『Re:lation』を利用しています。
さらには個人ごとに労働契約を結ぶことで、その方にあわせた勤務時間で働けるように工夫もしています。
例えば出勤時間を8:30、9:00、9:30から選べるようにしていたり、退勤時間も幼稚園や保育園などのお迎えに合わせたりすることができます。
だからといって、「あなたはフルタイムじゃないから管理職には就けません」というような決まりはありません。
私もそのうちの一人ですが、子育てをしているママで副部長に就いている社員もいます。私自身も2人の子どもがいながら取締役として参画しています。
私たちの会社は「役職がついているから偉い」というような考え方はなく、みんな平等に接しているというか、フラットな雰囲気の社風であることも魅力の一つだと考えています。
子育てをしていてもしっかりと仕事に向き合えるように、働き方の制度なども柔軟にアップデートしています。
特に働くママやパパに好評の制度は、「時間有給制」といって1時間単位で有給が取れる制度です。
子どもの個人面談や通院など「ちょっと1時間だけ早く帰りたい」や「2時間遅れて出社したい」という場面で皆さん便利に使っています。
 
➖お子さんがいる社員に対して、会社全体としての反応はどうですか?
子育てをしている人は、幼稚園や保育園のお迎えがあったり、学校のイベントがあったりして時間が限られていることが多くあると感じています。
「この時間に会議が始まると幼稚園のお迎えが間に合わない!」と言う話があったら、幼稚園のお迎えに間に合うように会議の時間をずらしたり、仕事をたくさん抱えている社員がいれば手の空いているメンバーで業務を分けてサポートしたりしています。
私たちの会社は「助け合いをしていこう」という社風で、社長自身も子育てしながら働く大変さなどには理解がある方なので、これから結婚や出産を迎えるという社員には安心材料になるんじゃないかなと思います。
 
➖コロナ禍でフルリモートに切り替える企業も多いです。その中でもあえてフルリモートにしない理由があればお伺いしたいです。
実はコロナが広がった当初、コロナがどのようなものなのか分からなかったこともあり、私達もフルリモートに切り替えた時期がありました。その時期にせっかく入社したのに、残念ながらすぐに辞めてしまった社員がいました。
辞める理由を聞いてみたところ、「何もわからない状態でわからないことを聞ける人が側にいないことが不安になってしまった。入社したてでフルリモートだと仕事を覚えることができなかった…」とのこと。
チャットや電話などの連絡ツールだけだとどうしてもすぐに反応できなかったり、文章だけだと細かいニュアンスは伝わらないこともあったりするのですよね。
完全在宅勤務にしてしまうとお互いにコミュニケーションが取りにくいよねという社員からの意見もあって、社内で話し合って現在は週1回の在宅勤務制度という形の勤務体系にしています。
 
➖今後はどのように事業を展開していきたいですか?
いま上場を目指して頑張っています。
そして『Re:lation』の認知度をもっと上げていきたいと考えています。おかげさまで3,300社の企業様にご利用いただいておりますが、「ビジネスするなら『Re:lation』」と言っていただけるぐらい、より多くの企業様に導入してもらえるように頑張りたいです。

インゲージが求める人材とは

➖どのような人材を求めていますか?
私たちはITベンチャー企業ですので、やはりITに興味がある人やチャレンジ精神のある人が向いているのではと思います。
例えば「これまでデザイナーの仕事をしてきたから、デザインの仕事だけしたい!」という人よりは、「やったことないけど、興味があるからチャレンジしてみたい!そのための勉強や努力は惜しまない」というチャレンジ精神のある方はぜひ応募いただければと思います。
また子育てしながら働く社員も多いので、興味がある方はぜひご応募をお待ちしています。

小松さんのキャリア

➖小松さんのこれまでのキャリアを教えていただけますか?
株式会社インゲージに入社する前は、メーカーや通販会社のマーケティングや企画をしていました。この間に2回、産休と育休を取得させていただきました。
その後育休明けで復帰したのですが、なぜか経理の課長を任せられたのです(笑)。これはかなり衝撃を受けました。だって経理の経験なんてありませんでしたから・・・。
でもせっかく配属されましたので、やるからには少しでも知識をつけようと簿記をはじめとし、色々資格を取ってキャリアを積みました。
そこからより一層会計・税務のことも学びたいと思い、会計事務所に飛び込んで、公認会計士のサポートをしながら経理・財務の知識を身につけました。
その後、株式会社インゲージの管理部門の取締役として参画し、現在はカスタマーサクセス部の管掌取締役を担わせていただいております。
 
➖会社に復帰するにあたり、不安な気持ちなどありましたか?
私には子どもが2人います。以前働いていた通販の会社では2回産休・育休を取得させていただきました。
子どもは2人とも6月生まれなのですけど、保育園の入園のタイミングが4月でしたので、子どもが1歳を迎える前に復帰しました。
そのときに周りの人から「まだこんなに小さいのに、保育園に預けるなんて可哀想」と言われたこともありました…。
正直、当時は私自身も、働きたい気持ちともう少し子どもと過ごしたいなという気持ちがあって、とても複雑な気持ちではありましたね。
 
➖復帰後はスムーズに仕事ができましたか?
これ育児あるあるだと思うのですが、特に入園したての頃って保育園から急に呼び出されることが想像以上に多くて・・・。
「こんなに呼び出される!?」ってくらい保育園からの電話がかかってきて呼び出されたので、正直仕事に集中できない時もありました。「会社にも申し訳ないな」という気持ちもありましたね。
「(お子さんが)ご飯を食べないんです。」という理由で呼び出されたりもしたかな(笑)。
でも、そのような経験があるからこそ、これから育休明けで復職してくるママたちにも理解を持って接することができたり、仕事面でも働くママのサポートをしやすくなったりしているのでは、と感じています。

仕事と育児の両立について

➖仕事と育児、両立するのは大変だと思いますか?
そうですね…正直、大変な事が多いです。
でもやっぱり私、仕事をするのが好きだなぁって思っているんです。
もちろん、子どもたちの小さい時をもっと見てあげたかったという気持ちもあるのですが、ママであるときの自分と、仕事モードのときの自分と、気持ちを切り替えて楽しむことも大切だと思っています。ママも1人の人間ですからね。
そしてママが頑張って楽しく仕事をしている姿を、子どもってちゃんと見てくれているものです。
子どもたちも初めは寂しさを感じているかもしれませんが、だんだんと「ママお仕事頑張ってね」と言ってくれるようになり、子どもに応援されると「よし頑張ろう!」と前向きな気持ちになれます。
私は育児と仕事の両方を経験させてもらえて、今の会社と家族には心から感謝しています。

はたママ読者へのメッセージ

➖最後にはたママ読者へメッセージをお願いします。
仕事を再開したいけど、なかなか難しいと悩んでいるママ、今の会社は働きづらいなと思っているママ…きっとみなさん色々あると思います。でも子どもは、頑張っているママの姿を見て大きくなります。素敵なママの背中を見ながら大きくなる子たちは、きっとママの味方になってくれます。また辛くなったら、同じく頑張っているママたちがたくさんいることを思い出してください。
頑張るワーキングママのこれからが素敵な日々でありますように。
 

株式会社インゲージ information
https://ingage.co.jp/

編集後記

私も復帰したての頃は、泣いている子どもを置いて仕事に行くことに罪悪感があり、私自身も泣きながら出社していた時期がありました・・・。
そんな我が子も、今では「お仕事頑張ってね」と送り出してくれています。
復帰したての頃は誰しも不安な気持ちはあると思いますが、小松さんの「頑張る姿を見て子どもは大きくなる」というお言葉の通りだと感じました。
さらに株式会社インゲージ様の「お互い助け合う」という社風も、共働きが当たり前になりつつある現代のニーズにマッチしているんじゃないでしょうか。
ママにとって働きやすい環境の企業が、これからどんどん増えることを願っています。