女性の働きやすい環境を目指し福利厚生としてベビーシッター制度を導入 ~株式会社アト 加藤 香奈さん

ポスティング事業の他、交通広告、ロジスティクスやデザイン・印刷等を展開する株式会社アト初めての産休の際に、男性も女性も育児をしながら仕事ができることを当たり前にしたいと「ベビーシッター制度」の福利厚生を導入した加藤香奈さん。利用者第一号として、現在の働き方や制度導入への想いを聞きました。

加藤 香奈さん プロフィール

職業:営業4部 AX課 課長 
お子さんの年齢:11か月
居住地:東京都
勤務形態:フレックス正社員
     現在はリモートと出勤のハイブリット形態

【アト社の福利厚生「ベビーシッター制度」の詳細】
今年7月より福利厚生として導入。制度は会社の規模によって企業負担額が異なるが、利用者はベビーシッター代を1枚あたり2,200円、子ども一人につき1日最大4,400円(2枚分)の割引が受けられる国の補助制度。会社として何枚購入するかにより社内のチケット数が決まるが、使用状況により購入数を変更でき、アト社では利用回数の上限はない。産休明け以外の女性や、男性スタッフ等も対象で、小学校4年生になるまで利用ができ、利用の際は会社総務でチケットの利用申請を行う。

アトの事業内容を教えてください

株式会社アトは、ポスティングによる広告事業を主軸として2003年に設立し、今年20周年を迎えた会社です。これまでに2万件もの企業取引実績があり、配布拠点数は東京、仙台、大阪、福岡など全国に49支社を構えています。
ポスティング事業だけでなく、交通広告、ロジスティクスやデザイン・印刷など紙媒体に関して幅広い業務を行っています。

加藤さんはどんなお仕事を担当しているのですか?

アトには新卒で入社しました。入社から現在に至るまで営業部に所属し、インターネットを通じて注文が来る案件の確認や管理、お客様対応、委託先との関係構築等を担当しています。最近はデジタル広告が増える中、ポスティングを導入してくださるお客様が増え続けていて、その成長にあわせて常に体制の見直しや更新をおこなっています。
今回の新しい福利厚生の導入もそうですが、ライフスタイルに合わせて出勤とリモートを選べたり、出勤や退勤の時間を柔軟に相談できる環境にも感謝しています。

加藤さんが育休中に「ベビーシッター制度」を導入できないか考えたそうですね

はい、自分が課長という立場で育休を取ることが決まった時、一番不安だったのは復帰後きちんと元の業務で活躍できるかという点でした。福利厚生としてベビーシッター制度があれば、子育ても仕事も安心してできるのではないかと考えて、会社に話を進めました。導入後は社員の皆さんにも気軽に使ってほしい、知ってほしいという気持ちもあり、自ら体験してみようと決めました。

実際にベビーシッターを体験してみていかがでしたか?

子どもが人見知りしたらどうしよう、シッターさんはどのような人が来るのだろうと不安があったので、まずは自分の見える場所で育児補助をおこなってもらいました。目の前でどんな感じかを見せてもらうと、意外に細かくてしっかりしているんだなと安心できました。また、ベビーシッターのサイトで確認するとシッターさんの利用金額や保有資格も多岐に渡り、こちらのニーズにあわせて準備がしっかりとしているのも大きなポイントでした。オンラインの事前面談もあり安心して預けられると思いました。

今後の展望を教えてください

これからの時代は男性も女性も関係なく育児をする時代。特に私たちの業界では女性の営業職が少ないので、このような福利厚生があることで男性も女性も安心して働けるんだと思ってもらえることが理想です。この制度だけではなく、働きやすい環境になるよう会社と相談して柔軟な制度を取り入れることができたらと思っています。
特に若い社員はなかなか自分のライフステージをイメージできないと思いますが、私自身が課長という立場で仕事をしつつ、新しい働き方の姿を見せて参考にしてもらいたいと思います。

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