産休育休を経て現場復帰! UIデザインに「ママ視点」を 活かしていきたい

企業のDX化をサポートするアルサーガパートナーズ株式会社
2016年に創業した当初、社員は 16名だったのが、現在では200名以上に(2022年10月現在)。急成長している同社で、初の産休育休を取得したのが今回インタビューした指田さんです。「予想以上にプレッシャーだった」という育休時の思いや子育てとキャリアの両立などお聞きしました。

周囲の支えで産休育休取得第一号の不安も乗り越えた

プロフィール

名前:指田志穂美さん
職業:UI/UXデザイナー
勤務形態:正社員、フルリモート
お子さんの年齢:1歳
居住地:埼玉県

入社のきっかけと、現在の業務について教えてください。

私が入社したのは、創業からまだ1カ月の頃でした。前職ではイラストを描く仕事をしていて、仕事を通じて出会った方から紹介を受けたんです。社長がフランクで自由な所に惹かれて入社を決意しました。

デザインチームでUIについて勉強しながらUI作成・イラスト作成・名刺作成に携わっています。社内デザイン業務が中心です。

育児休暇を取得されましたか? 取得されてどう感じましたか?

10カ月間取得しました。働いていない状態が予想以上にプレッシャーだったので、心強かったです。

―働いていない状態が予想以上にプレッシャーだったというのは?

自分は何の役にも立ってないなと、働いていないことに対して罪悪感を抱いていました。

そんな思いになったのも、初めての育児で本当に余裕がなく、寝不足や疲れがたまっていたというのと、コロナ禍でもあり、ずっと家の中で子どもと2人っきりで、他の人とコミュニケーションの機会が全くと言っていいほどなかったからだと思います。それで、どんどんネガティブになってしまったのかなと。今振り返ると、そんなに気にすることでもなかったなと思います。

―育休中は会社の方と連絡は取ることはあったのでしょうか?

マネージャーと、育休の期間についてなど、何度もやりとりしました。これまで、男性社員が育児のために、変則的な時間でリモートワークをするケースはありましたが、女性社員で産休・育休を取るのは、私が初めてだったんです。そのため、人事部と話し合いながら進めていきました。

女性の育休取得は自分が第一号ということで、不安もありましたが、マネージャーが好意的に受け止めてくれたおかげで、復帰後も頑張れそうだなと思いました。


―とはいえ、復帰後に苦労されたこともあったのではないでしょうか。

子どもがずっと風邪をもらってきて、冬はほとんど出勤できなかったことです具合が悪いとやっぱり夜中に泣いてしまうので、寝不足になることもしばしばですね。 紅茶を飲んで、 カフェインで耐えながら仕事することもあります(笑)


―育休によるブランクについてはいかがでしたか?

私がいない間に、現場のスキルがとても上がっているなと感じました。前職の関係で、私の技術がどちらかと言うとイラスト寄りだったんですが、当社ではホームページやアプリのUIデザインなどが主な仕事となりました。使っているソフトは似ていますが、やはり分野としては違っています。UI デザインの勉強をし始めた頃に妊娠出産を迎え、私だけ初心者レベルのまま止まっていたのが、悲しかったですね。これから頑張るしかないと思っています。

作業スペースは二箇所用意
効率アップ!










ー今はフルリモートかつフレックスタイム制で働かれているのですよね。

はい、当社のコアタイムが11時から17時なんです。私は、8時半~17時半くらいで勤務していますが、朝、子どもに手こずると開始時間が30分ずれたり、体調が悪いなと感じたらコアタイムの11時まで休んだりとか、柔軟に働けています。

さらにフルリモートなので、子どもが保育園に行ったと同時に稼働、帰ってきたと同時に退勤できるのでとても助かっています。子育てに限らず1時間単位で有給が取れるのもありがたいです

―ということは、保育園の送り迎えは、旦那さまがされているのですか?

夫の仕事場の保育所に子どもが行っていることもあり、朝子どもを連れていくのは夫で、迎えは義母がしてくれていて、私は数回しか送り迎えしたことがないんです。


―それは、助かりますね!

そうですね。育休中は私がメインに子育てをしている感じでしたが、私が復職すると、夫も積極的に育児に参加してくれています。夫はシフト制の勤務で、不規則ではありますが、 仕事が終わるとすぐ帰ってくれます。


―仕事と育児の両立ために、工夫していることや取り入れられているサービスはありますか?

夫が当事者意識をすごく持ってくれていて、いろいろと手配してくれました。ごはんは宅配ミールキットにして、注文も夫がしてくれます。子どものごはん以外は買い物に行く必要はありません。

あとは、ロボット掃除機や食洗器も活用しています。なかでも助かっているのは、ガス式の乾燥機ですね突然子どもが吐いて、「もうタオルがない!」というときでも、洗濯から乾燥まで2時間くらいで終わります。

どうしてる?フルリモートでのコミュニケーション


―指田さんは、現在フルリモート勤務とのことですが、どのようにコミュニケーションをとっていらっしゃいますか?

チャットツール(Slack)を活用したり、 2週間に1回程度、部署内の定例勉強会(Google meet)に参加したりしています。


―Google Meetは顔出しですか?

コロナ禍でリモートワークに切り替わった当初は顔出しで行っていましたが、最近はほとんどしなくなりましたね。でも、猫を飼っている人が多くて、飼い猫は顔出ししくれます(笑)

一回当たりの時間は30分~1時間程度で、仕事のことも、趣味のことも、みんな結構好きなように話していますよ。

そういったツールを活用しても、やはりコミュニケーションが難しい面もあり、デザインDiv.としては週1回以上の出社を推奨しています私も、今後子育てと仕事の両立が軌道に乗っていけば、出社したいと思っています。


―今後のご自身のキャリアをどのように考えていらっしゃいますか。

途切れることなく続けていくことを大事にしながら、人に優しいデザインを目指したいです。ママになったことで、ママ視点でデザインも考えるようになりましたたとえば、子どもの世話に追われていると、画面をゆっくり見られないとか、両手使えないということもあります。また、今は小さな子でも、スマホやタブレットを触る時代で、いろんな手の形の子どもがいると思います。そういう子たちも使えそうなデザインを考えられたらいいなと思っています。

今はまだ子どもの体調に左右される部分もあり、クライアントワークではなく社内デザインを中心に担当しているのですが、やりたいと思えばいろんなことに挑戦できる環境なので

私が女性で産休育休取得第一号ということで、まだこれから整っていく部分もあるのですが、仕事も子育ても頑張りたいという人に対しても可能性は開かれている会社だと思います

子育ても仕事も頑張りたい!

アルサーガパートナーズってこんな会社!働きやすさへの取り組みも

―事業について

アルサーガパートナーズは、「人をつくる、だからモノをつくれる」をビジョンに掲げ、日本全国のDX事業をコンサルティングから開発・運用までを提供するワンストップ・DXソリューションパートナーです。

ワンフロア内にDXコンサルティング・UX/UIコンサルティング・企画・エンジニアリング・デザイン・保守運用など、ITシステムの開発に必要なすべての機能を備えており、DX社会における新規事業の立ち上げや、DX促進におけるあらゆる課題解決と実現化をサポートしています。

コーポレートサイト

働きやすい環境への取り組み

当社では出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドワークが可能です。また、フレックス制度や有休を1時間単位で取得できるなど、自分のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができると社員にも好評です。

以下、福利厚生の例

  • リモートワークOK
  • フレックス制度
  • ラッキー7Days制度(入社初日から有給付与までの半年間に使える7日間の特別休暇)
  • 有休1時間単位で使用OK
  • 健康支援(定期健康診断、インフルエンザ予防接種、婦人科検診)
  • 産前・産後休暇
  • 育児休暇

編集後記

こちらからの質問に、やさしい口調で答えてくださる指田さん。インタビューもそんな指田さんの雰囲気で和やかに進みました。ご自身が好きな事、苦手な事を把握し、自然体で過ごしていらっしゃるからこそ、旦那様をはじめ、ご親戚、会社の同僚など周りの方々と良い関係性を築いていらっしゃるのですね。

 “途切れることなく続けることを大事にしながら…“指田さんがふっと口にされた言葉でしたが、簡単なようで難しいこと。お仕事への思いを感じました。

そして、社員の属性に関わらず、そんな仕事への思いを活かせる環境が、アルサーガパートナーズにはあるのだと思います。

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ABOUT US
ライター・Y田
フリーライター兼フォトグラファー。仕事と子育てを両立したいママをサポートするNPO法人との縁で、働き方をテーマとする記事を執筆するように。取材を通していろいろな人や企業に出会うことが楽しみ。プライベートでは、中学生の女子の母。