今までの常識を、現場から変えていきたい。働く私たちが主役の世の中にするために

家族の在り方、働き方、生活スタイルなどがますます多様化する中で、どんな人でもマイホームを持てる社会の実現を目指しているのが、株式会社Minoruです。マイホームを手に入れるための方法が「キャッシュ一括」か「住宅ローン」しかないという現実に対し、一定期間住み続け、家賃を払い続けることで家賃が「実り」、その人のマイホームになるという、新しい住宅取得の仕組みを提供しています。
このような画期的な事業を展開する株式会社Minoruのもう一つの大きな特長が、社員全員がテレワークということ。長時間労働が当たり前だった不動産業界において、今までのキャリアをいかしながら、ワーク・ライフ・バランスの実現をかなえたMinoru社員の方々に、「仕事と家庭の両立」をテーマにざっくばらんにお話いただきました。

皆さんのキャリアについて

➖皆さんの株式会社Minoruでの役割を教えてください。
稲葉さん : 総務、経理など、事務全般を取りまとめています。 幅広く庶務を担当しています。
鎌田さん : 私は営業全般です。
本間さん : 現場管理、職人さんや工務店とのやり取りをする建築全般を担当しています。
 
➖皆さんテレワークでしょうか?
稲葉さん : 基本はそうです。が、私は仕事環境を変えるために、週3くらいオフィスに顔を出すこともあります。
鎌田さん : 私は長野在住なので、完全テレワークです。
本間さん : 私も、週1のランチミーティングにはオフィスに来ますが、基本はテレワークです。
 
➖今までのキャリアを教えてください。
稲葉さん : 新卒で銀行に入社して以来、事務畑を歩んできました。Minoruに入社する前は家賃保証会社にて、入出金の管理をしていました。
鎌田さん : 学生時代から営業を志していて、大きな商品を扱いたくて不動産業界を目指しました。個人向け投資不動産や分譲住宅、法人向け不動産コンサルティングなどを経験してきました。
本間さん : 大学で建築を学び、そのまま建築業界に進みました。途中材料を扱う営業なども経験しましたが、主に現場監督として働いてきました。
 

今までのキャリアをいかせている

➖現場監督さんとリモートワークがあまり結びつかないのですが、可能でしょうか?
本間さん : はい、可能です(笑)。
実はMinoruの求人を見たときに、現場監督なのに在宅勤務なんて、一体どういうこと?とびっくりしたのですが、前職で現場監督を3年ほどしている間に、様々な無駄も実感してきていました。前職では、現場監督たるもの、どんな日であろうと現場に張り付いていなくてはいけなかったのですが、実際の業務は現場に建てたプレハブの中で行っていて、そこから一歩も出ない日もあります。これならどこででもできるのでは?と頭の中で思っていた働き方が、今実現できている感じです。
 
鎌田さん : 私は、家族の事情で東京から長野県に移住しました。妻の実家の近くで、体調に不安を抱える家族を支える必要があったからです。営業という職種柄、100%テレワークに移行することに不安もありましたが、もともとITツールを駆使してコミュニケーションを綿密にしていたこともあって、いざやってみるとなんの問題もありませんでした。
 

仕事と家庭、プライベートの両立

➖ご家族との時間はどのように確保していますか?
稲葉さん : 子どもがもっと小さい頃にこの働き方をしていたかったです!小さい頃は子どもが体調を崩すと、それだけでその日一日仕事を休まなくてはならない、なんてこともしょっちゅうでした。でもテレワークなら、子どもが寝ている間に仕事をすることも可能。今は通勤時間というロスがないだけでなく、朝と午後のチェックイン・チェックアウトを除いて、時間の配分も自分で決められるから、子どもの都合や家のことなど、うまく組み合わせながら仕事をこなせています。例えば、子どもが帰ってくる夕方にいったん家のことをして、少し落ち着いてから残った仕事を1時間くらいで片づける、なんていうこともしょっちゅう。
 
本間さん : もうじき第1子が生まれるので、家事を頑張っています。妻はまだ産休前なので、駅までの送り迎えに加えて、検診の送迎に、料理、掃除洗濯、一通りなんでもできるようになりました。
 
稲葉さん : 頼もしい!もういつ生まれても大丈夫ですね!
 
鎌田さん : 病院の送迎など、一日中つきっきりでなくても良い用事はよくあります。仕事をしながらでも家族の都合に合わせられるのは、本当にありがたいですよね。
 
本間さん : 加えて私の場合、サーフィンを趣味にしているので、その時間もうまく調整して捻出しています。基本は9時から15時をコアタイムとして、業務に集中する日もあれば、ある日は太陽が出ている間に趣味の時間を確保するために朝と夜に分けて頑張るなど、臨機応変にさせてもらっています。
 
稲葉さん : 自分の時間確保のためなら、なおさら頑張りがいがありますよね。
 

社員間のコミュニケーション

➖社員間のコミュニケーションはどのようにされているんでしょうか?
鎌田さん : 前述の通り、朝と午後、チェックイン・チェックアウトと称してオンラインで顔を合わせる機会を作っています。テーマにそって定例ミーティングを設定して、今の課題を共有したり意見交換をしたりしています。Slackやzoom、Backlog等のツールが欠かせません。そして私は参加できませんが、ランチミーティングでは週1回程度、オフィスのある原宿界隈でみんなはおいしいものを食べに行っているようです。いつもうらやましいなと思っています(笑)。
 
稲葉さん:それから、ワーケーションといって、社員全員でキャンピングカーに乗って出かけたり、クルーザーに乗ったりして親睦を深める機会もありますよね普段と全く異なる環境であえて対面でのミーティングを入れたりして、気分転換もしつつ、親睦も深めつつ、仕事もちゃんとしています。
 
本間さん : 私は、長野にいる鎌田さんとお会いできる貴重な機会なのでとても楽しみにしています。
 
➖これからの課題は?
稲葉さん : 現在事務作業をしているのが私ひとりなので、庶務として、総務から経理まで幅広く担当しています。担当範囲が幅広いため、会計や総務などの専門知識の必要性は常に感じています。私が知識を身に着けるか、専門知識のある方にお手伝いしてもらうか、対策を考えたいですね。
 
鎌田さん : 現在の「家賃が実る家」の営業に加え、新規事業として、企業に対してテレワークを推進するコンサルティング業務も新たに立ち上げました。ますます忙しくなりそうですが、外部リソースを駆使や自己管理をきちんとするなどして対応していきたいです。
 
本間さん : 建築に関する部分は自分がすべて任せてもらっていますが、土地に関する専門的な知識があればさらに強みになると思っています。

3人の在宅環境

はたママ読者へのメッセージ

➖はたママ読者へのメッセージをお願いします。
稲葉さん : 子育てや家族の都合でキャリアを中断、思うように働けないと悩んでいる方は、働き方を自分で選ぶチャンスだと思ってほしいです。仕事の中に子育てや家族の時間を組み込めるこんな働き方を実践できる会社もある、と多くの人に知ってもらえたらもっと働きやすい世の中になると思います。
 
鎌田さん : 育児や介護をしながらフルで働くのは難しいよね、と考える企業はまだまだ多いです。でもこれからの時代は、現場で働く自分たち社員がどんどん声を上げることで、今までの当たり前を変えていくことができるのではないかと感じています。
 
本間さん : 現場監督や転勤の経験があったからこそ、本当に今までのキャリアを生かしながら在宅で働くことなんてできるのかと、はじめは信じられませんでした。固定観念は一度忘れて頭を柔らかくして、どうやって働きたいか、ぜひじっくり考えてみてください。
 

株式会社Minoru
https://minoru-inc.jp/

編集後記

リモートワークのイメージがわきづらい業界や職種の方々でしたが、「できるんです!」と明るくお話しいただきました。実際にご家族や自分のための時間を大切にしながら、キャリアを重ねていらっしゃる皆さんは、自信にあふれていてとても楽しそう。働く時間、働き方を自分で選ぶことで、仕事はもっと楽しくできるんですね。
普段からオンラインで定期的にコミュニケーションをとっていらっしゃるだけあって、終始和やかでリラックスした雰囲気のインタビューでした。

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