テレワークで激変!パパ取締役のリアルなライフスタイルと家族との関係

テレワークの先進企業であり、毎月5,000万人が使う企業公式アプリやWebサービスを企画から開発、グロースまで伴走する株式会社ゆめみ。同社では、社員の声を活かして「有給取り放題制度」「フルリモし放題制度MAX」といったママ・パパに嬉しい制度を次々と導入しています。
今回は、ゆめみの取締役かつ3児のパパ・染矢(そめや)さんにお話を聞きました。
ユニークな福利厚生、そしてテレワークによって激変したご自身のライフスタイルと、「家族との関係が深まった」という理由について語っていただきました。

プロフィール

名前:染矢 幹基(そめや もとき)
職業:株式会社ゆめみ 取締役
お子さんの年齢:7歳(小2)、5歳、3歳
居住地:大阪府

株式会ゆめみについて

ー御社の事業内容を教えてください。
弊社は、企業公式アプリやWebサイトといったデジタルサービスをオーダーメイドで開発している会社です。日本マクドナルド様やNTTドコモ様など日本の産業をけん引する多様な事業会社と取り組みがあります。
一般的には「受託開発会社」と呼ばれますが、弊社は「BnB2C(ビー・アンド・ビー・トゥー・シー)」というビジネスモデルを展開しているのが特長です
 
ー一般的な受託開発会社とはどのような違いがあるのでしょうか?
弊社はクライアントと共同でサービス企画・開発をして(ビー・アンド・ビー)、消費者/利用者へサービスを届ける(トゥー・シー)共創型の支援をおこなっているため、受託開発とは異なる思想となります。
クライアントのビジネスやデジタル戦略、消費者/利用者を理解した上でデジタルサービスの企画から開発まで携わります。
リリースしたあともサービスの成長に継続的に関わるため、クライアントと3年や5年、なかには10年と長いお付き合いをしていることが特長です。

ユニークな福利厚生

ー御社の福利厚生は、他に類を見ないユニークなものが多いですね。なぜここまでできるのでしょうか?
社名の「ゆめみ」には、「夢がまだない人は、夢を見つける事ができる(夢見)」「夢がある人は夢を実現できる(夢実)」という意味があります。
しかし、将来への不安があったり、心身ともに健康ではなかったりすると、夢を見ることさえできませんよね。
そこで弊社の福利厚生は、何かあっても安心できる環境を用意して、夢を見つけ・実現できるための制度や仕組みを作っています。
 
<株式会社ゆめみの福利厚生の例>

  • 有給取り放題制度
  •  …フルリモートワークを行う為に必要なあらゆるベネフィットを提供し、生産性向上、ストレスフリーの最高水準のホームオフィス環境を構築することを目的とした制度
  • ライフイベントサポート
  • ベビーシッター割引券の利用

 
当社は2019年に「 全員CEO制度」を開始し、メンバー自身がこうした制度をつくることができます。

男性の育休取得状況

ー男性の育休取得についてはいかがでしょうか?
「産休・育休期間中の給与100%保証制度」という制度があります。
余談ですが、社内Slackのパパママチャンネルでのやりとりも活発です。
普段の育児のことをつぶやいてみたり、育児の悩みを共有したり、使わなくなった育児グッズの出品(笑)なんかも行われています。
Slackで休みを申し出たメンバーに「ゆっくり休んでね」というスタンプを送りあうなど、温かいリアクションもよく見られますね。

ゆめみに合うのはこんな人

ー社員間のコミュニケーションが活発なのですね。
「優秀なビジネスパーソンは、悩みやモヤモヤ・自分の想いを吐露できる人間である」と弊社の代表が定義しているので、メンバーもどんどん発信できるのだと思います。
ただ、社員間のコミュニケーションやアウトプットが活発すぎると、一方で疲れてしまう方もいますよね。採用面接のときにミスマッチがうまれないように注意しています。
 
ー待つタイプではなく、自分から発信できる人がゆめみには合っていると。
そうですね。ゆめみが求める人材は「自律・自学・自責」という3つの言葉で表すことができます。
且つ、素直・誠実であり、人と一緒に働くことに価値を見出すことができる人が合っていると思います。

染矢さんがゆめみに入社したきっかけ

ー次は、染矢さんのことについてお聞かせください。ゆめみに入社したきっかけは?
きっかけは、当時の役員からお声がけいただいたことです。
ゆめみ以外にも4社から引き合いがありましたが、「『赤字が続く京都本社の立て直し』というミッションが1番おもしろそう」と思ったので入社を決意しました。
入社直後はサービスデザインとマーケティングの2軸を主な業務としていました。現在は人事と採用も担当しています。
 
ー「人間中心設計スペシャリスト」という資格を取得した理由は?
2つあります。
1つめは、「人間中心設計」の資格をもつデザイナーの先輩から仕事で大きな刺激を受けたことです。
2つめは、「京都オフィスの赤字脱却」というミッションを達成するために、開発以外のところで「ゆめみならでは」の価値や優位性をもつ必要があったという点です。
ただシステムを開発するだけではなく、サービスの企画段階からお客様と伴走できるスキルを身につけることで競合との差別化をはかり、赤字からの脱却を叶えようとしました。

テレワークで激変! パパ取締役のリアルなライフスタイル

ーでは、染矢さんの現在のライフスタイルについてお聞かせください。2020年以降、テレワークに移行したことでご自身の生活も大きく変化したのでは?
テレワークに合わせて生活リズムを変えました。
残業するときは20時頃に一旦業務を切り上げて家族との時間を過ごし、21時半頃に業務を再開しています。家族との時間が良いリフレッシュになっています。
 
ー家事をする時間も増えましたか?
通勤時間がなくなったことで家事をする時間が増えました。
「外で働く妻や小学校・幼稚園に行っている子どもが帰ってきた時に、部屋が散らかっていると嫌かな」と考えて、掃除をして気持ちよく「おかえり」と言えるように環境を整えることもしています。
 
ー素敵ですね!パパが家事を分担するときのポイントはありますか?
パパ自身が家事に内発的モチベーションを見出すことですね。

  • 料理:揚げ物など新しい挑戦を楽しむ
  • 掃除:仕事をはじめる前に掃除機をかける・昼の休憩中にお風呂掃除をする
  • 洗濯物など:NetflixやYouTubeを見ながら洗い物や洗濯物を畳む

基本は「気付いたらやる」で家事をしています。
自分の中で「この家事は自分でやろう」と決めるのは良いですが、「相手がやること」と決めつけないようにすることがポイントだと思います。
 
ーリフレッシュの時間はどのように確保していますか?
僕は週に数時間、ひとり時間を設けています。
子どもが寝たあとや、妻が仕事で不在の土曜日のワンオペ後に「ゴルフの打ちっぱなしに行く」という楽しみを設けています。
テレワークをきっかけに、筋トレという新しい趣味も見つけました。

「家族との関係がより深まった」

染矢さんご家族


ーテレワークにより、ご家族との関係はどう変化しましたか?
家族との関係がより深まったと感じます。
以前は出張も多く平日はほぼ不在という状況でしたが、テレワークになったことで子どもたちと接する時間が増えました。
 
ー在宅で勤務をしていると、育児がより身近に感じるのではないでしょうか。ご自身にどのような影響を与えていますか?
まずは、働く意義がより明確になったと感じます。
さらに、

  • 仕事の合間に子どもの行事に参加するなど、公私がよりシームレスになった
  • テレワークになったからこそ「家での生活」に向き合うようになった
  • 自宅に屋上が欲しい、住み替えしたい欲が強くなっている

といった変化も感じています。

パパが家にいることで、子ども達の安心感につながる

ーパパが家で働く姿を見て、お子さまの反応はいかがですか?
最初はパソコンでYouTubeを見ていると思われていたみたいです(笑)。
最近では、7歳の長女が下の子たちに仕事中うるさくしないように注意してくれます。
 
ー総じて、現在の働き方のメリットと課題について教えてください。
メリットは主に家庭面です。

  • 奥さんの家事・育児の負担が軽減した(と思っている。笑)
  • 共働きする上で、働くことと子育てに対して均一なバランスで考えることができる
  • 子どもとの時間が桁違いに増えた
  • お父さんとお母さんが毎日家にいることで、子どもたちの安心感につながっている

課題は、仕事面ですね。
1つめの課題は、人とリアルで会うことや外出が激減していることです。
僕は人との対話や目に入ってくる情報からアイデアが浮かぶタイプなので。
2つめの課題は、子どもたちが長期休みに入ると、ケンカしたり泣いたりする声、騒がしい声が耳に入ってくるので、そっちに気持ちを持っていかれて集中できないことがあります(笑)。
3つめは、プレゼンや講師をオンラインで務めるときに子どもの乱入イベントが発生することです。子どもが乱入するのはまだ良くて、ギャン泣きの声をマイクがひろう時が大変です(笑)。
 
ー今後の展望は?どんな自分になりたいと思いますか?
「子どもから見て『お父さん楽しそう』と思ってもらえる生き方」を継続することですね。
取締役として「今後どうあるべきか」もよく考えます。
今までは全部自分でやろうとしていましたが、取締役になったことをきっかけに「人に任せる」ということを意識するようになりました。
今後、機会があれば育休も取得してみたいです!


 
ー染矢さん、ありがとうございました!