デジタルマーケティングを中心に、ビジネス支援サービスを展開している株式会社デジタリフト。同社では、子育て中の人もそうでない人も、一人ひとりがベストな形で働ける環境を整えています。最近では、子どもが18歳になるまで、希望する社員には時短勤務を認める方針を決定したそうです。そこで今回は、時短で働いているママ社員とパパ社員の方にお話を聞きました!
目次
株式会社デジタリフトとは
包括的なマーケティング支援を行い、「コンサルティング」「広告運用」に加え「SEO」「アフィリエイト」「インフルエンサー」「クリエイティブ制作」などのサービスを展開しています。
また、コンサルティング事業では「CdMO(※1)」としてクライアントの課題に向き合い、戦略策定から実行までをワンストップで提供しています。今後も、最新のテクノロジーや トレンドを取り入れた新しいサービスの提供に注力し、クライアントのビジネス成長に貢献していきたいです。
※1 CdMO(チーム・デジタル・マーケティング・オフィサー)
事業会社のCMOやマーケティング責任者の業務は多岐にわたるなか、デジタル領域(d)を担うプロフェッショナルを意味する言葉
トライアル期間を設け、制度整備も社員が納得した形で
弊社では、働きやすい環境を整える為、以下のような取り組みを行っています。
制度を制定する時には、トライアル期間を設けたりアンケートで実際の社員の声を聞き、できるだけ多くの社員が納得した状態で導入できるようにしています。
今後の課題としては、リモートでのコミュニケーション強化でしょうか。オフィス勤務とリモートワークではコミュニケーションの質に差があると感じているので、どこで働いていてもベストな状態で働けるような仕組み作りを推し進めていきたいです。
子育ても仕事もバランスのいい形で
弊社には子育て中の社員も在籍しています。個人個人が一番いい形で子育てと仕事のバランスを整えられる環境を提供できることがベストだと思っています。
子育てがメインで仕事が2番目の人がいれば、子育てしながら仕事をバリバリしたい人がいてもいい。働きやすいという環境や、会社に求めることはそれぞれ違います。すべてを叶える事は難しいので、まずはそれぞれが思っていることをフラットに発言できる環境作りをしたいです。
朝長さんのキャリアや働き方について
職業:広告運用局マネージャー
お子さんの年齢:3歳・0歳
居住地:東京都
勤務形態:時短勤務
ー入社されたきっかけを教えてください
実はデジタリフトは一度退職したのですが、同じ業種の会社を経験した上で、2017年に復帰という形で戻ってきました。
前職で、自分のやりたいことが狭まってきているなと感じていた時、取締役の鹿熊から連絡があり、再びデジタリフトで働くことが決まりました。
ー他の会社を経験したことでデジタリフトの良さを再確認できたそうですね
そうですね。別の場所にいたからこそ風通しの良さや、いい意味での実力主義、立場関係なく意見を言い合える環境があるデジタリフトは改めて魅力的だなと感じました。
ー朝長さんは去年、育休を取得したそうですね
上の子の時は取得しなかったのですが、去年下の子が生まれるタイミングでは、1ヶ月の育休を頂きました。育休を申請した時も気持ちよく了承してくれましたし、2ヶ月程前から徐々に引き継ぎ作業を行っていたので、スムーズに育休に入れましたね。女性はもちろん、男性でも手を挙げれば当たり前のように育休が取れる社風です。
ー育休期間はいかがでしたか
上の子の時は妻の育児がとても大変だったので、下の子のタイミングで取得しようと決めていました。
育休中は夜中のミルクは僕が担当していましたが、大変でしたね…(笑) あっという間ではありましたが、妻を支えるだけでなく、家族と触れ合える時間もでき、とても有意義だったなと思います。また、プログラミングなど自分の勉強にも取り組めました。
時短勤務で叶った家族団欒の時間
ー復帰後からは時短で働かれているんですね
上の子が生まれた3年ほど前から時短勤務で働いています。 子どもが帰ってきてから寝かすまでの時間がとても忙しいので、17時には家に帰りたかったんです。あとは、個人的な思いとして、夕飯は家族みんなで食べたいなと。そういった経緯があり、現在も時短勤務を継続しています。
ー最後に、朝長さんの今後の目標を教えてください
理想で言うと 子どもが小さいうちは家庭も仕事もバリバリ入り込んでいくようなキャリアを考えます。会社や自分のチームも大きくしていきたいですし、子どもが大きくなったら仕事に比重を置き、更なるキャリアアップを図れたらなと思っています!
戸部さんのキャリアや働き方について
職業:HR/PR
お子さんの年齢:5歳・2歳
居住地:東京都
勤務形態:時短勤務
ー入社したきっかけは何だったのでしょうか
前職のスタートアップで初めて人事専任の業務を担当し、人事領域のキャリアに進みたいと考えていたところに出会ったのがデジタリフトでした。
役員との面談で、組織に対する考え方がとても近く、やりたいことが一致していたというのが入社した決め手です。
ー現在の働き方について教えてください
今は時短勤務で、9時から17時半まで働いています。弊社では、去年から出勤とリモートワークを組み合わせたハイブリッド制を導入していますが、私は出社派なので毎日出勤しています。時短の中では長めの勤務時間ですが、仕事好き人間なので、家族の協力もありギリギリまで仕事に向き合えるスタイルは気に入ってます。
社内は、 子育て世帯への理解がある雰囲気なので、急な子どもの体調不良でリモートワークになっても嫌な顔をされたことがありません。
ー出社メインということですが、育児と仕事の両立で工夫している事はありますか
家事の時短化として、ドラム式洗濯機と電気圧力鍋は購入しました(笑)
あとは、夫が比較的時間に融通がきく仕事で、かつ育児に協力的というかむしろ主体的なのでかなり助かっています。保育園への送り迎えも夫がしてくれていますね。
時短での転職の難しさ
ー時短勤務での入社だったということですが、転職活動はいかがでしたか
私はあくまで、自身のキャリアの延長として次の仕事を探していましたが、やはり子育てもしているので残業は難しいことや、オフィスまで遠い場合は時短希望と最初に伝えるようにしていました。そうすると、勤務時間を理由に見送りになる企業が多かったですね。もちろん、おかしいことではないですし仕方ないことですが大変でした。
ーデジタリフトでは時短でやりたい仕事が実現できる環境だったんですね
時短勤務で転職先を探す場合、職種や条件がかなり限られてしまいます。そのため、「自分のキャリアを前提として転職先を探す」のではなく、「時短勤務を前提として、時短勤務用にキャリアを方向転換させる」ことになる人が少なくないと思います。
ですが、デジタリフトでは私がやりたかった人事領域の仕事を時短でできているので、本当に恵まれている環境です。
ー御社では、お子さんがいくつになるまで時短勤務が可能なのでしょうか?
3歳までは法律で時短勤務が最低限認められていますが、それ以降も子育てが楽になるわけではないですよね。小学生でも低学年だと留守番は難しいし、それ以降も習い事など親が関わっていく事柄が継続するケースも少なくないと思います。そのため、弊社では子どもが18歳になる年度までの時短勤務を認める方針となり、現在制度整備中です。
ー妊娠・出産を経て価値観や考え方の変化はありましたか
妊娠や出産を経て、「 価値観や考え方が変わるよ」と周りから言われていましたが、私自身はあまり変わらなかったかもしれません。 どちらかというと、妊娠・出産そのものよりは子育ての過程だったり、それまで出会わなかったような人との出会い、子育てしながらの仕事を通して以前とは違う価値や考えを得られ成長してこられたように思います。
ーこれからも子育ては続きますが、最後に自身のキャリアをどのように考えているか教えてください
子育てに関しては夫と協力しながら向き合い、キャリアにも欲を持って挑んでいきたいです。また、根がなんでも屋なので、HRやコミュニケーションといった軸足であれば、やれることは何でも挑戦していきたいです。
ーお二方、ありがとうございました!
編集後記
子育てをしていると、子どもが大きくなったからといって手がかからなくなるわけではないということを実感します。制度ありきではなく、実際の声を聞いた上で制度が整えられるデジタリフトでは一人ひとりのライフスタイルに合った柔軟な働き方が叶いそうですね!
・出勤とリモートのハイブリッド制
週3日は出社、週2日(月・金曜日)はリモートワークの選択が可能
・自転車通勤、地方ではマイカー通勤制度
・従来の10-19時固定勤務ではなく勤務時間柔軟化として9-18時勤務を本制度化
・「子どもが18歳になるまで」育児短時間勤務の対象者を拡張で制度整備中