チームを引っ張るママ社員「育児も仕事もチームで成長していく」

インフルエンサーを通して企業のマーケティングを支援するTHECOO(ザクー)株式会社。「『できっこない』に挑み続ける」をビジョンに掲げ急成長中のTHECOOには、2年間の育休を経て、新しいポジションでチームを引っ張るママ社員の小倉菜摘さんがいます。当初、1年で育休から復帰する予定が想像以上の育児の大変さや保育園探しのため2年間の育休へ。しかし、 2年間の育休のおかげで不安なく仕事復帰できたと言います。これから育休を取得する人たちのために奮闘する小倉さんに、自身の育休期間や現在の働き方をお聞きしました。

THECOO株式会社とは

ー貴社の事業内容を教えてください

2014年1月に創業した弊社は、一般ユーザー向けのファンコミュニティープラットホーム「Fanicon」開発・運営と、クライアント企業向けにインフルエンサーを用いたマーケティング支援やオンライン広告コンサルティングを行う法人セールス事業を展開しています。

エンタメ市場における「個」をフィーチャーするプラットフォーマーとしてクライアント・ユーザー・インフルエンサーを繋ぐ三方よしのエコシステムの構築に尽力しています。

オフィスの様子。「誰もが来たくなるオフィス」をコンセプトとしています。

THECOO株式会社 https://thecoo.co.jp

ー働きやすい環境への取り組みや現在感じている課題などありましたらお聞かせください

事業の拡大に伴い、2022年8月にオフィス移転を行いました。コロナ禍で働くスタイルも多様化してきましたので、集中スペースやテレフォンブース、用途に合わせてレイアウトを変更できるフリースペースなど3つのフリアに拡張しました。「誰もが来たくなるオフィス」をコンセプトにした新オフィスは働きやすくなったと社員から好評です。

しかし組織拡大に伴い、ビジョンミッションの浸透や社内間での意思疎通に課題を感じています。​​そのため、組織の文化づくりを担うV2DM(Visionary & Value Development Manager)というポジションを設置し社内コミュニケーションを目的とした施策を実施しています。

小倉さんのキャリアや現在の働き方について

小倉菜摘さんのプロフィール

職業:Fanicon事業部 カスタマーサービスOps
勤務年数:5年
お子さんの年齢:2歳
居住地:埼玉県川口市

ーTHECOOで働くきっかけはなんだったのでしょうか?

前職はアパレルのECサイトのプロモーション業務やデザインのディレクション業務を行っていました。会社の売上を上げるように試行錯誤していく中で、いろいろな会社を見て学びたいなと思うようになったんです。その頃、webの営業職で転職を考えていたタイミングでTHECOOに出会いました。面接からとても楽しくて良い会社だなと感じて、直感でここに転職しよう!と決めました。これからさらに成長していくであろうインフルエンサーを起用したプロモーション事業を手がけていたことも大きな理由のひとつですね。

ー担当している業務内容について教えてください

現在は、Fanicon事業部のカスタマーサクセスOpsで配送業務の管理やチームメンバーのサポート業務を行っています。

妊娠前も同じ部署にいたのですが、以前の業務はイベント関連の仕事で夜や土日の業務が発生していました。なので、土日の業務がなく子育てしながらでも負担がないOpsというポジションでの仕事はどうかと打診されたんです。

この仕事はまだ誰もやったことのない新しいポジションなので、不安もありましたが、ワクワク感の方が大きかったです。現在は社員3人とアルバイト3人からなるチームを動かしながら、より良い働き方を模索していますが裁量が大きいので楽しく仕事ができています。

ーライフステージに合わせて柔軟な働き方を提供してくれる会社ですね…!

そうですね。妊娠中は採用の仕事をしていました。Fanicon事業部はイベントに立ち合ったり夜遅い時間の勤務もある部署なので、妊娠中の身体の負担が大きいのではと、この時も人事が提案してくれました

妊娠する前は、遅い時間にお客様から連絡が来ることや、イベントなどで土日に稼働があることも気にしていませんでしたが、育休復帰した今振り返ると同じ仕事をするのは厳しかったな…と思います。とはいえ、ずっと携わってきたサービスなので子育てを理由に去ってしまうのは寂しいなと…。なので、今は以前と同じ部署にいながら違うポジションで働ける環境を作っていただけたのでとても嬉しく思います。

THECOOのオフィス内。このような空間なら、仕事がはかどりそう…!


ー現在の勤務スタイルは?

コロナ前は出社スタイルが基本でしたが、現在は週2〜3回出社をし、残りの日はリモートワークをしています。出社の日はチームメンバーと対面でコミュニケーションが取れるミーティングを入れることが多いです。逆にリモートワークの日は作業系の業務をしています。ハイブリッドな働き方が出来るのでメリハリがある仕事ができています。

復帰してすぐは9時から16時までの時短勤務でしたが、仕事にも慣れてきたので復帰して4ヶ月経った頃フルタイムに切り替えました。

子どもの保育園のお迎えは夫と事前に話し合って決めています。私が出社日の時にお迎えへ行かなければいけない時は、オフィスで仕事をして、子供を迎えに行き、子供が寝た後にまた残りの時間分仕事をするなど柔軟な働き方ができています。

周りに興味が湧きはじめた2才での仕事復帰はとても良かった

ー育休は当初から 2年間の予定でしたか?

弊社では最長2年の育休が取得出来ますが、当初は1年で復帰を考えていました。ですが、子育て世代が多い地域ということもあり通いやすい保育園がなかなか見つかりませんでした。あとは、実際に1年間育児をしてきてもまだまだ大変で…夜泣きもすごかったですし復帰はすぐに考えられませんでした。

育休を延長しても、会社は快く受け入れてくれました。育休中に体調面や今の様子を会社と話し合うこともありましたが、ストレスを感じることもなかったです。

ー育休取得して感じたことを教えてください

子どもと1日中過ごす 2年間はとても貴重な時間でした。

けれど、コロナ禍で他の人とコミュニケーションを取る機会が少なかったので、子どもの人見知りがすごくありました。それもあり、保育園に預けることに不安を感じる時期もありました。

ですが、 2歳くらいになると他の子に興味を示し、人が集まっているところに行きたがるようになったので、そのタイミングで保育園に入園できたのは何よりも良かったです私が安心して仕事復帰できたのは、 2年間育休を取得できたからだと思います。

復職後も仕事を楽しんでいることを体現していきたい

ー育休から復帰した時はやはり大変でしたか

育休中は、ほぼ家族としか話してなかったので、どうやって仕事していたっけ?という感じでした(笑)。

育休の 2年間で会社の事業は拡大して知らないメンバーが多くいましたし、コロナ禍で導入されたリモートワークは未経験だったので仕事をする日常に慣れることにまず苦労しました。今でも子どもの体調不良で会社に迷惑をかけることがありますが、リモートワークをしながら乗り切っています。また弊社では年5日の看護休暇があるので、体調不良が続いてしまった時は看護休暇を利用しました。

仕事で発生した困り事はオンラインで上司にすぐ相談できる環境なので有難いです。

仕事と家事育児の両立は体力的にしんどいことが今でもありますが、週末に家族でお出かけをしてリフレッシュしています。子どもが大きくなって遠出ができるようになり、いろいろなものに興味が出てきたのでお出かけの選択肢が増えました。

今のポジションは土日が完全にお休みなのでプライベートはしっかり切り替えて遊びに行っています。

ー小倉さんの育休取得の経験が今後、育休を取る人のモデルケースになりそうですね

育休を取得した社員は私が初めてなので、ベースになっていくだろうと感じています。なので、私自身が育休から復帰して忙しさで体調を崩していたら周りの社員は子供を産んでまた社員として働きたいと思えなくなってしまうと思うんです。復職しても仕事を楽しんでいる姿を見せたいですね。

また、今までは一つの業務に対して専任を決めていましたが、今は担当を 2人以上にして取り掛かるようにしています。育児中は急な休みがどうしても避けられないので、誰かが抜けてしまった時にチーム内で業務を共有し合えるような分業体制は大切だと思っています弊社にはこれから育児を経験する可能性のある若い社員が多くいるので、良い環境を作り上げることに寄与したいです。

ー今後の展望について教えてください

以前はチームで仕事をすることが苦手で、なんでも一人でやってしまうタイプでした。ですが、出産・育児を通して家族というチームで協力出来るようになり、みんなで何かを成し遂げることが楽しいとようやく知りました。その状態で復職したので、今まで専任がいなかったポジションでチームを持てたのは良かったです。今後は母として成長することはもちろん、仕事でもチームとしてTHECOOを大きくしていけるように奮闘していきたいです。

編集後記

育休復帰後、子育てをしながら新しいポジションで働く小倉さんですが、とても楽しそうにお話しする様子が印象的でした。それは、THECOOが社員に合った環境を用意しているからこそ。

育児をしながら働いていると子どもに関わる急な休みが少なくありません。そんな時にチームとして働ける体制が整っていれば、自分のキャリアを諦めず仕事に取り組めるのではないでしょうか。そんなモデルケースが増えていけばママが活躍できる社会が広がりそうです!