Withコロナから考える、在宅ワークのメリット・デメリット

長い自粛期間が少しずつ緩和され、以前の生活が少しずつ戻ってきましたね。自粛期間中に、在宅ワークが推奨され、今では出社は週1程度…という人も増えてきたかもしれません。

 在宅ワークでの1番のメリット、それは通勤時間がないことではないでしょうか。通勤がなくなったことでできたスキマ時間を家事に充てることもできますし、自分のタイミングで作業ができるなど、たくさんのメリットがあります。しかし、逆に在宅だからこそ出てくる課題があるのも事実…。 

今回は、在宅ワーク歴7年目の奥村が自身の経験から感じた、在宅ワークの良いところと大変なところをご紹介していきたいと思います。 


在宅ワークの良いところ

通勤時間がない

最大のメリットかもしれません!毎日混雑した電車に乗らないといけないのは本当に辛いし、会社に着く頃には心と身体が疲弊している、なんてことも。その点在宅ワークは家で仕事ができるため、通勤時間が必要ありません。その分、時間を家事や他にまわすことができるため、常に時間がないママにとってはとても魅力的。 また、満員の通勤電車や雨の日のバスなどはそこにいるだけでストレスになることも多いため、余計な負荷がかからないのもメリットですね。 

人の目を気にしなくて良い

ただでさえ時間がなく慌ただしくなりがちな朝、でも女性として化粧をしたり髪の毛をセットしたりと、最低限のマナーとして身だしなみは必要ですよね。でも、在宅ならば誰とも会わないのが当たり前なので、すっぴんのボサボサヘアーだって問題なし!また、毎日「何を着ていこう…」と服選びに頭を抱える必要もありません。極端な話、朝起きてすぐに作業を開始することだってできるんです。

また、他の人がいると少なからず「怖い顔になっていないかな」と気になったり、疲れても自由な姿勢に変えづらいこともありますよね。その点、在宅ならば自由な姿勢や表情で仕事ができるため、リラックスしながら仕事を進めることができます。

自分のタイミングで作業ができる

在宅ワークの場合は、勤務時間をきっちりと決められていないことが多いため、自分の都合でスケジュールを組みやすいと言えます。例えば、子どもを保育園や学校に見送った後の朝8時~14時ぐらいまで作業をして、あとは子どもが帰る時間までゆっくりしたり、子どもが寝付いた後に作業をしたり。また、休憩も好きな時間に取りやすいです。

ちなみに、私は仕事が一区切りつくと、スマホで子どもの写真や動画を見て、「早く会いたいな~。よし、頑張って仕事しよう!」と活力にしています。どうしても頭が働かないときには、仕事に支障のない範囲で仮眠をとることだって可能!

子どもの発熱など、急なことに対応できる

先述の通り、在宅ワークは勤務時間を調整しやすいため、子どもの急な体調不良にも対応することができます。お迎え要請があっても、自宅から行くためスムーズです。

帰りづらい雰囲気がない

残業が多い会社の場合、他の人が残って仕事をしている中で帰るのは、地味に勇気がいるもの。私も会社員時代は、同僚たちが黙々と仕事をする中で帰るのは気が引ける部分もありました。でも、在宅ならばそんな遠慮からのストレスもフリーに。

いつもそばで子どもを見ていられる

子どもの成長は早く、一緒にいられる時間は一生の間のごくわずかです。時々キャンプや遊園地など大がかりなイベントも大切ですが、「みんなでご飯を食べる」「一緒にお風呂に入る」といった家族で過ごす日常こそ、子どもにとってもママたちにとってもかけがえのない大切な時間ですよね。在宅ならば、子どもを近くで見ながら仕事をすることだって可能です。

家だからこそ作業に集中しやすい一面も

在宅の場合、自分のプライベートな空間で作業を行うため、オンオフの切り替えが難しいと言えます。ただ、家だからこそ集中しやすいという面もあります。例えば、独り言をブツブツつぶやいても、誰も文句は言いません(笑)。私の場合、こういった記事を書いているとき、また、提案資料を作成するときには、最後に必ず声に出して読み上げて確認します(その方が頭の中が整理されるからです)。会社勤務だとそうはいきませんよね。

また、会社勤めの場合は急な来客や電話対応、事務処理もつきものですが、在宅だとそう業務も減ります。特に、女性の場合はお茶くみを求められることもありますよね。私は会社員時代に、これが地味にストレスでした(爆)。

かえって話しやすくなる

在宅の場合、そばに仲間がいるわけではないので、何か聞きたい時や確認するときにはチャットやメールでのやりとりが主体になります。だからこそ、面と向かっては聞きづらいことや、周りを気にして聞けないようなことも、聞きやすくなるということもあります。

私のように、そもそも人と話すのが苦手…という方でも、チャットだと本音が話しやすかったり、意見を出しやすかったりするんですよね。

他にもこんなメリットが・・・

・お菓子食べながら、好きな音楽を聴きながら仕事してもいい(集中できるかどうかは別として…。)

・ペットがいる場合は、世話をしながら仕事ができる

・介護が必要な家族がいる

でも、どんなことも良い面があれば必ず課題があるもの。

在宅だからこそ困ること、抱える課題もたくさんあります。


在宅ワークの大変なところ

在宅ワークを考える

人件費が安く、単純作業が多い

在宅ワークは、データ入力といった比較的簡単な仕事を企業が人件費を下げる目的で外注しているケースが多く、安価であることがほとんどです。

そういった仕事は、今後AIが進化するとなくなる可能性もあり、真面目にコツコツ働いていても、その仕事が10年先まで続くとは限らないという現状があります。

そのため、在宅ワークで継続して一定の給料を得るには、自身が勉強などしてスキルと経験を高めていく必要があります。

オンオフの切り替えが難しい

在宅の場合、常に家にいるので、「家事や子育てをしながら」仕事するケースも多いと言えます。実際に、在宅で働くママから「子どもがそばにいると気が散るので、集中して仕事をしづらいことが多く、精神的につらい時がある」という話を聞いたことがあります。そのため、中には子どもが寝静まった深夜や、朝4時から仕事をするなど、工夫している方が多いです。

人の目を気にしなくて良い…というわけではない 

ただでさえ時間がなく慌ただしくなりがちな朝、でも女性として化粧をしたり髪の毛をセットしたりと、最低限のマナーとして身だしなみは必要。でも、在宅ならば誰とも会わないのが当たり前なので、すっぴん・ボサボサヘアーだって問題なし!また、毎日「何を着ていこう…」と服選びに頭を抱える必要もありません。極端な話、朝起きてすぐに作業を開始することだってできるんです。…と、言い切りたいところですが、子どもの迎えや買い物など、ママだからこそ、出掛けざるを得ない。 やっぱり、最低限のことは身じたくは必要だと思います。 人目があると、自分の好きな姿勢に変えづらいことも。その点、在宅ならば自由な姿勢や表情で仕事ができるため、リラックスしながら仕事を進めることができます。 

気軽に相談するのが難しい

隣に人がいる環境ではないので、気軽に質問をすることができません。口頭ならば簡単に聞けることだけれども、わざわざチャットやオンラインミーティングをしてまで聞くようなことでもない場合や、すぐに解決したい場合には「本当に聞くべきか、聞かないべきか」と悩みます。人によっては、誰かと話すことが「仕事の合間の良い気分転換になる」「自分の考えが整理される」というケースもあるので、それが気軽にできないというのは少し孤独に感じるかもしれません。

連絡してからタイムラグが生じがち

スタッフとのやり取りは、基本はチャットや時々おこなうオンラインミーティングになることが多いため、どうしてもタイムラグが生じます。

情報が入ってこない

会社勤めであれば、同僚たちとの日々の会話の中で、業種に関する最新技術やマーケティング情報などが入ってくる機会に恵まれます。けれども、在宅の場合はそうはいきません。自分で積極的に情報をかき集めなくてはならないというのは、在宅で働く人の使命ともいえるでしょう。

自分で作業環境を用意し、管理する必要がある

これは人によってさまざまなケースがあるかと思いますが、在宅の場合、例えば仕事に使う機器(パソコン、プリンターなど)や文具等を自分で用意するケースが多いと言えます。

また、セキュリティにおいても、誰かが管理してくれるわけではないので、自身でウイルスソフトを導入する、こまめなアップデートを行いながら管理するなど、自己責任が伴います。

動かなくなる(運動不足)

通勤時間もなく、動くとしてもお手洗いやお昼休憩のときに家の中を歩く程度になります。そのため、運動不足は否めません。また、人の目を気にしなくなるので、つい気も緩みがちで、この数年で私がどんどんだらしない体型になってきたのはココだけの話です(それ以外の理由もあるでしょうが…)。

いかがでしたでしょうか?

新型コロナウイルスの治療法が未だ確立していない今だからこそ、働き方を見直すチャンスなのかもしれません。 在宅ワークは、安心感や身の安全を得られる働き方として、今後はどんどん浸透してくる気がします。

 『働くママ応援プロジェクト』では、実際に在宅ワークで働く・フリーランスや会社運営など、自分で働き方を選んだママ達がどのような一日を過ごしているのか、どういう想いを抱えて働いているのか、そのリアルにより迫ったインタビュー記事「在宅ママインタビュー」も日々更新中です。

さまざまなタイプの働くママさんが登場予定ですので、こちらも是非あわせてご覧ください。!