WEBサービスを作るように働く環境もアップデート!フレキシブルワークスタイルで実現する多様な働き方とは 〜株式会社はてな〜

「知る」「つながる」「表現する」で新しい体験を提供し人の生活を豊かにする」を経営理念に掲げ、個人ユーザーや企業向けに満足度の高いインターネットサービスを提供している株式会社はてな。

同社では、アップデートが必要なWEBサービスのように社内の働く環境も日々変化しているそうです。

今回は、ライフワークバランスを求めた多様な働き方と社員同士のオンラインコミュニケーションついてお話をお聞きしました。

多様な働き方が実現できるフレキシブルワークスタイル制度を実施

ー最初に貴社の事業内容を教えてください

個人ユーザー向けの代表的なサービスとして、はてなブックマークやはてなブログを提供しています。 また、マンガや小説などゲームに関連するWebサービスの開発をクライアント企業と共同で行っています。

ー働きやすい環境への取り組みや制度についてお聞かせください

社内での働きやすい環境への取り組みとしては、在宅でも出社でも自由に勤務スタイルを選べるフレキシブルワークスタイル制度を制定しました。

京都と東京にオフィスがあるのですが、在宅でも働きやすい環境作りをしてもらうために毎月在宅勤務手当を2万円支給しています。

また出社した人たちのために、はてなオフィスではさまざまなお菓子やドリンクを無料で提供しています。ランチに利用できるように置き型社食も導入し、低価格で購入可能です。

個々のライフスタイルに合った勤務時間を

ー今年の5月からはスーパーフレックスを導入したということですが

はい。これはフレキシブルワークスタイル制度の一環として取り入れました。コアタイムのないスーパーフレックスを導入することで、個々のライフスタイルに合った勤務時間を確保できます。

ー フレキシブルワークスタイル制度はコロナ禍がきっかけで生まれた制度ですか

フレキシブルワークスタイル制度についてはコロナ禍によって2020年11月から始まった制度です。2020年の2月から、弊社では感染者の状況を踏まえて全社員の在宅勤務を許可していました。 その後、緊急事態宣言が発令され、原則出社禁止という期間が長くあったので、出社を前提としない制度として暫定的に開始されました。

当初は期間を定めた暫定的な制度でしたが、その後恒久的な制度としてアップデートしました。勤務地の制限を日本全国まで拡大したりスーパーフレックスを導入したり、ガイドラインはこれからもアップデートされていく予定です。

フレキシブルワークスタイル制度で郊外に移住する社員も

ー京都と東京にオフィスがあるということですが出社率はどのくらいなのでしょうか?

本社がある京都も東京も、出社率は10%を切っています。

どの拠点にいてもどの職種でも、同じように働きやすい環境を提供したいと思っています在宅勤務が始まった当初はコロナ感染の予防が理由でしたが、今は働きやすさという選択肢に変化してきています。家庭がある社員は、仕事が終わってすぐ家の事に取り掛かるので在宅勤務を選択する人が多いですね。

また、在宅で仕事ができるようになり、仕事と生活の両立がしやすい郊外に移住する人も出てきました。 フレキシブルワークスタイル制度が個々の生活に還元されているのではないでしょうか。

ー1人ひとりのワークスタイルに合った環境が整っていますね

弊社では、10年ほど前から拠点ごとに事業を分けないで仕事をしていました。そのため、京都と東京で同じプロジェクトを抱える社員同士がリモートで開発を進めてきた実績があります。なので、コロナ禍で在宅勤務がメインになっても馴染みやすかったという面はあります。

事業成長と働きやすさを高次元でバランスさせ、働きがいのある会社を目指すためにフレキシブルワークスタイル制度を実施していますが、ほかに、特別に制度化したものないのです。どちらかというと、働いている人たちがより働きやすい環境や雰囲気づくりを大切にしたいと思っています。

制度にはなっていませんが、小学校・保育園等の休業やオンラインでの授業や介護などによって仕事と家庭の両立が困難となる正社員・契約社員・アルバイトスタッフを対象にした両立支援休暇や、ワクチン副反応の際の特別休暇の取得などには対応していて、今後も継続していく予定です。

リモートワーク未経験でも充実のサポート

ー在宅勤務がメインになってから入社した社員の方のサポートはどのように行っているのでしょうか

やはり新卒入社の人たちはリモートワークが最初からできるのか不安という人もいるので、最近ではサマーインターンをリモート形式で行いました。チャットやオンラインを使った業務を実際に行ってみて「これならリモートで仕事ができそうだ」という声を頂きました。

また、入社時には在宅勤務の準備金として12万円を支給しています。

コロナ禍前は、会社で社内ランチを提供して他部署とのコミュニケーションの場に寄与していたのですが、今はそういった場作りが難しいです。そのため、自分のチーム以外の人達との交流は少なくなっているので社内の雰囲気や文化を知ってもらうという部分は課題ですね。

どの社員でも育休を取りやすい循環ができている

ー女性の育休取得はもちろん、男性の育休取得者も多いとお聞きしました

弊社では出産するのが本人かパートナーかを問わず、産休育休を取得しやすい環境作りができていると思います。 女性の育休取得率は100%ですが、男性の育休取得率も70%を超えています。

管理職・非管理職問わず男性でも育休は当たり前と言う雰囲気なので、これから出産・育児をする社員たちが育休を取得しやすい良い循環ができているのではないでしょうか。

ー 素晴らしいですね!そのような環境はどのようにして作られたのでしょうか

社内の情報共有を活発に行っているのも一つの要因なのかもしれません。

以前から、弊社では業務に関わる情報以外の日記や雑談もテキストに残す文化があります。そのため、他部署の動向を把握しやすいと思います。育休だけに限らず、社内の状況やノウハウを社員同士で共有できることが良い影響を与えているのではないかなと思います。

働きがいのある会社を目指し、社内のニーズを汲み上げる

ー社内での日記や雑談といったものはどういった形で行っているのですか?

雑談はSlackを以前から活用しています。仕事関係のプロジェクトチャンネルももちろんありますが、雑談のチャンネルもかなり多く、従業員200名ほどですがチャンネル数は1500くらいあります。雑談が盛り上がりすぎていると、仕事は大丈夫なのかな?と少し心配になる事もあります(笑)。

また、Scrapboxにひとこと日記を自由に書いてもらっています。皆さん趣味のことや日々の暮らしの出来事などを書いていますね。 対面でもオンラインでも業務中は雑談がしづらいと思う人もいますし、こういった日記形式で情報が共有されると、仕事以外の場面で緩やかなコミュニケーションが取れるようで好評です。

ー今度、社員の方々にとってどういう会社でありたいかお聞かせください

今までも事業成長と働きやすさを高次元でバランスさせ、働きがいのある会社を目指す

というミッションのもと、より良い環境を模索してきました。

今後も、社員のニーズや世の中の情勢を上手く取り入れながら柔軟にアップデートしていける会社でありたいです。

編集後記

一緒に働く社員と同じ趣味や共通点が見つかると一気に距離が近くなるような感覚になりますよね。株式会社はてなのように、オンラインでの雑談や一言日記があると、リモートワークでも社員同士で良好な関係が築けそうだなと思いました。

リモートワークが働きやすさの選択肢となっている今、今までリモートを経験してない人でも働けるような手厚いサポートがあるのも魅力の一つ。時代の流れにしなやかに対応する素敵な会社でした!