ソフトバンクグループの原点であるIT流通ビジネスを受け継ぐSB C&S株式会社は、柔軟な勤務体系やさまざまな支援制度を導入しています。 今回は、一児の母で同社で広報として働く福島さんにスーパーフレックス制度と在宅勤務制度を活用する現在の働き方や、仕事とプライベートを両立するための「マイルール」についてお伺いしました。
目次
柔軟な働き方を叶える充実した制度と環境
➖ 御社の理念、事業内容を教えてください。
SB C&S株式会社は、ソフトバンクグループの原点であるIT流通ビジネスを受け継ぐとともに、市場環境の変化を迅速にとらえ、新たなビジネスモデルを生み出しています。
法人向けには、国内最大規模の販売ネットワークを通じ、クラウドやAIを含めた先進のテクノロジーを活用したプロダクト・ソリューションを提供しています。
コンシューマ向けには、独自の企画・開発力を生かし、ソフトウエアやモバイルアクセサリーから、IoTプロダクト・サービスへと商品ラインアップを拡充しています。
ー 働きやすい環境への取り組みを教えてください。
社員の仕事と育児の両立を支援し、能力を最大限に発揮できる環境づくりを目指し、子どもの成長により家庭内の変化にあった生活スタイルが確立できるよう、さまざまな育児支援制度を導入しています。
また、育児中の社員が安心して子育てができるように、小学校6年生修了時まで利用できる柔軟な支援・勤務体系を整えています。育児支援制度の多くは法定条項を上回る内容となっており、希望する社員が育児に参加しやすい仕組みを整えています。
例えば、「スーパーフレックスタイム制度」「在宅勤務制度」「NO残業Day」「プレミアムフライデー」を活用することで、通勤時間を仕事の時間やプライベートの時間へシフトし、毎日同じ時間の稼働ではなく、仕事に集中するためより長い勤務時間の確保、仕事を早々に切り上げお子さんと過ごす時間の確保など、社員からのリクエストに応えメリハリのある多様な働き方の選択が実現可能となりました。
今後は男性育休取得率100%を目指し、男性社員が育休を取得しやすい職場環境整備のために、ロールモデルの事例紹介や管理職や同僚の理解を深めるための研修などへの取り組みが課題と考えます。
保育園の行事や家事に時間を使える! スーパーフレックス×フルリモート勤務という働き方
ー次は、福島さんの働き方についてお聞かせください。現在の業務内容は?
現在は広報室に所属し、社内外の企業広報分野を担当しています。
具体的には、プレスリリース作成や取材・問い合わせ対応、メディアへのアプローチ戦略、社内報の企画立案、企業サイトの運用などの業務に携わっています。
直近では、企業サイトのリニューアルにも携わりました。
ー福島さんはコアタイムが無いスーパーフレックスタイム制度で、在宅勤務が中心との事ですが、今の働き方のスタイルの良い点は?
保育園の行事など、何か予定がある日は勤務開始時間を遅めにしたり、勤務終了時間を早めにするなど、フレキシブルに働くことができています!
そして、テレワークの日は、通勤時間を自分がやりたいことに充てられる点です。通勤時間を家事や犬の散歩、子どもとの時間などに使えるのでとても助かっています!
もう一つは、在宅勤務をすることで、弊社で取り扱っているSaaSなどのさまざまな商材を試す機会が増えたことです。以前は使う機会がほとんどない商材もあったのですが、コミュニケーションツールをはじめ、今はいろいろと試すことができていると思います。
ーでは、今の働き方に関して課題はありますか?
課題は、子どもが小さい頃は家族など周囲のサポートがないと残業することは難しいと感じることです。特に我が家は両親が遠方なので……。これは、デメリットというより私個人の感想ですね。
福島さんのマイルール「集中力が必要な業務は午前中に」「明日できることは明日やる」
ーお仕事をする上で工夫していることはありますか?
1つ目は、プレスリリース作成や数値データの確認などの集中力が特に必要な業務は午前中に行うというマイルールを決めています!これは入社当時から今もずっと尊敬している大先輩から教えていただいたことの一つです。
2つ目は、会社として「残業時間の削減」に取り組んでいるので、ゴールから逆算した上で「明日できることは明日やる」ということを心に決めています。仕事が終わったら子どもと過ごす時間を優先したいので、気持ちを切り替えるようにしています。
ー社員同士のコミュニケーションはどのようにとっていますか?
広報室内においてはチャットやファイル共有は主にTeamsで、ビデオ会議はZoomを使っています。メールはほぼゼロですね。
TeamsやZoomは弊社で取り扱っている商材でもあるので、テストを兼ねて使っている部分もあります。
▶︎ コロナ禍でZoomの国内普及に貢献 !
SB C&SはZoomの国内唯一の認定ディストリビューター企業として、売上の拡大に貢献し、日本国内におけるリセラーリクルーティング活動に大きく貢献したことが評価され、Zoomtopia 2021 Partner Connect Japan セッションにて、「Distributor Award」と「Social Rockstar Award(Marketing部門)」の2部門を受賞しました。
現在、SB C&S経由でZoomを販売するリセールパートナーは700社を超えており、国内のリモートワークの推進に大きな寄与を果たしています。
ーでは、課題は?
やはりコミュニケーション面ですね。普段メンバーとはなかなか会う機会がないので、引き継ぎなどは対面で行えた方が良いなと思うこともあります。 対面と比較すると雑談も少ないですが、その分ツールなどを活用したコミュニケーショを取る環境作りが大切だと思っています。
ー御社ではコミュニケーションにおける課題を解決するために、「1on1制度(ツキイチ)」を導入したそうですね。
はい、仕事もプライベートもざっくばらんに会話ができる場として、満足度が高い制度だと思います。
▶︎1on1制度(ツキイチ)
在宅勤務が浸透するにつれて、密なコミュニケーションの場が減ってしまうため、毎月1回上司と部下が1対1で会話する機会を制度として設けています。「社員が生き生きと働くための支援」という位置づけで、日々の業務での課題・業務の量や難易度の負担・今後のキャリア・心身の健康状態など、さまざまなトピックについて会話をしています。
子育て世代こそスマート家電を積極的に使うべき
ープライベートについてお聞かせください。普段の生活で大切にされていることは?
子どもとの時間を大切にしたいです。仕事は代わりがいるけれど、子どもの母親は私しかいないので。 あとは、在宅勤務になってから運動不足が気になっているので、なるべく毎日犬の散歩に行くようにしています!
ーお子さんとの関わりで大切にされていることは?
子どもには母親の良い面だけではなく、イライラしちゃうようなカッコ悪いところも素直に見せて、ありのままの私の姿をみてもらえたらと思います。
ー両立のために外部サービスや家電、家事分担など取り入れていますか?
弊社ではコンシューマ向けのスマートプロダクトを取り扱っていることもあり、スマートリモコン、ロボット掃除機といったスマート家電は一通り活用しています!
特に子どもがまだ赤ちゃんだった頃は、音声対応のスマート家電に助けられました。抱っこしながらテレビをつけたり電気をつけたりできたので本当に便利でした。
子育て世代こそスマート家電を積極的に使うべきだと思っています!
育休中の「孤独感」は想像以上
ー育児休暇中はどのように過ごされましたか?
「休業」というわりに、全く休めない・・・という感じでした。一番辛かったのは、「この世には私と子どもしかいないのでは?」と感じるほどの孤独感でした。産後は家でゆっくり過ごすように心がけていましたが、基本的にでかけるのが好きなので、これは想像以上でしたね。
ー復帰後に苦労したことを教えてください。
0〜1歳児クラスまでは、子どもの体調不良による急なお休みが続いたことです。自分は元気なのに働けないということがもどかしかったですね。自分の都合だけで働くことはできなくなったということを痛感しました。
ただ、上司が子育て経験者だったこともあり、理解があったので休みにくいということはありませんでした!
ー育児休暇以外に、子育てに伴って取得した会社の制度はありますか?
短時間フレックス勤務制度です。時短勤務のおかげで、心に余裕を持って育児と家事をすることができました。私はまだ利用したことはありませんが、時間単位で取得できる看護休暇や介護休暇もとても良い制度だと思います。
「常に100%全力」はきっと難しい。ライフワークバランスを考えた選択を
ー今後のご自身のキャリアや子育てについて、どのように考えていらっしゃいますか?
「仕事も家庭も常に100%全力で!」というのは正直難しいかもしれませんが、与えられた仕事はきちんとやっていきたいですし、子どもにもなるべく負担がかからないようにしたいです。特に小学生のお子さまがいる先輩を見ていると、学童問題や小一の壁といった保育園との違いを感じます。小学校入学のタイミングでフルタイムから時短勤務にされる先輩ママさんもいらっしゃいますね。
弊社は子育て世代が働きやすい制度が揃っていますし、会社の雰囲気としても制度を利用しやすい環境が整っていると感じます。
自分の子どもが小学生になる時、どのような課題が待っているかはまだわかりませんが、ワークライフバランスを考えながら常に心に余裕を持った育児をするための選択をしていきたいと考えています。
ー本日はありがとうございました!
編集後記
福島さんは、平日、旦那様と共にお部屋を分けてテレワークをされているそうです。近くにサポートしてくれる方がいない中でも、旦那様と家事を分担され、スマート家電を利用し、お仕事とご家庭を上手に両立されていますね!会社側の社員の働きやすさを考えた制度もとても魅力的です。
スーパーフレックスと在宅勤務制度を利用し、どのような働き方ができるのかがとても良く分かりました。
名前:福島 里奈さん
職業:広報
勤務形態:スーパーフレックスタイム(コアタイムなし)・在宅勤務
お子さんの年齢:5歳
居住地:東京都