アパレルデザイナーから駐在妻へ。コロナ禍を経て、FammでWebデザイナーの道を切り拓いた〜Famm ママ専用WEBデザイナースクール卒業生 渕上絵里さん〜

渕上様

以前、「Fammママ専用スクール」を運営する株式会社Timers COO でスクール事業責任者の栗城良規さんにインタビューさせていただきました。(記事はこちら
今回はそのスクールの卒業生である渕上絵里さんに、Webデザイナーになるまでの道のりを伺っています。
「なぜFammママ専用スクールで勉強しようと思ったのか?」
「1ヶ月のスクールで、本当にWebデザイナーになれたのか」
をお聞きしました。

渕上絵里さんプロフィール

職業:ウェブ&グラフィックデザイナー・セラピスト
お子さんの年齢:3歳 
居住地: 埼玉県

Fammママ専用WEBデザインスクールを知ったきっかけ


Fammさんのスクールはどうやって見つけたのでしょうか?

夫の仕事で駐在していた上海から日本に戻ってきてから、自分の働き方を見直すようになりました。子どもがいる生活になりましたし、以前のアパレル業界で働いていたような働き方はできないなと考えるように。
だからこそ、家で働ける仕事に興味があった。上海にいた頃から、Webデザインの仕事はどうだろう?やってみたい!と思っていたんです。
日本にいる間、時間が作れるなと思いました。そして、すぐウェブデザインの講座を探して、それでFammを見つけたんです。すぐ電話して、その場で「もう受講します」と、申し込んでしました(笑)。1、2カ月後ぐらいには、Fammママ専用スクールのWebデザイナー養成講座で勉強をスタート。
卒業後は、知り合いの方のウェブサイトの作成を続けていました。
去年の4月くらいに受講していました。今後、仕事が増えてくるだろうと予測したんです。そして、もう7月くらいには開業届を提出して個人事業主になりました!

渕上さんのこれまでのキャリア


駐在で上海に行くまでのキャリアを教えていただけますか?

私は、アパレルデザインの専門学校を卒業後、アパレルの販売員として就職しました。通っていたのはデザインの専門学校ということもあり、販売ではなくて、やっぱりデザインがしたいという思いが強くて。そこで当時のお店の店長に「ステップアップしたい」と相談をしたら、上の人と話し合ってくださったんです。当時、その会社では新人を育てようというプランがあったそうなんですね。まずは見習いとしてスタートさせ、それからファッションデザイナーになることができました。
毎日、必死に勉強をしてセンスを磨き、とにかく早く一人前になりたいと思って勉強していた日々でしたね。そこから2、3年くらいにその会社のブランドのディレクション担当に抜擢されたんです。そして、ディレクションを数年やっていました。そこから数年は、フランスやロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、韓国など、いろいろなところに出張に行かせていただきました。海外の展示会に足を運び、リサーチをしましたね。洋服を作るための感性を磨くということにもつながりました。そこでディレクションの担当をやっていたんですけども、自分でブランドを作ってみたい!という想いが出てきまして。その時、会社で年に一回自分がしたいことを発表できる場がありました。そこで、自分のブランドを提案し、自分のブランドを立ち上げることができました。その期間は4,5年ですね。その後大手のアパレル会社に就職し、リブランディングなどの経験をしました。
そして、34歳で結婚しました。そのタイミングで夫が中国・上海に駐在することが決定。会社を退職し、移住生活がスタートしました。


中国・上海での生活はどうでしたか?

上海にいる間は、フリーランスのアパレルデザイナーとして活動していました。けれどアパレル業界も結構多忙なんです。フリーランスでも子どもがいると出張には行きづらくて…。少しだけ仕事をしつつ、もう一旦ストップしようということにしました。
そこから子育てが中心となりました。
中国での生活をスタートさせてから、癒しの世界に興味を持つようになりました。アパレル時代は本当に多忙で、朝出社してに終電で帰宅というのが常でしたから。かなり疲れていましたね。
疲労が蓄積されて大変な状態だったんですけど、お医者さんから教わった「リンパセラピー」という手法でかなり改善されたんですよね。
それがきっかけで、2年くらいリンパセラピーの勉強をしました。同時に中医学にも興味を持ち、中医薬大学に行って、中医学の勉強もしたんです。その後リンパセラピストの資格を取ったので、少しですがセラピストとしても活動しています。
その後、2020年1月に新型コロナの影響で、一時的に緊急帰国をしました。荷物もまだ向こうにありますが、終息の目処がつかないので、いつ戻れるかわかりません。

育児と仕事、どうやって両立されてきたんでしょうか?

リンパセラピーの講座を受講していた時は、娘は生後数ヵ月だったので、抱っこして受講していました。受講者はみんなママさんだったので、気遣ってくださいましたね。とはいえ、こちらも迷惑にならないように、と気遣っていましたが(笑)。上海では日本の託児所がたくさんあるんです。娘が1歳を迎えてから、授業のある時に利用していました。
勉強の復習や予習は娘が寝てから夜にやっていました。今年幼稚園に入園しましたが、このスタイルは変わっていませんね。

上海にいた時に、ブランクは発生したんですか?

ブランクというほどではなかったと思います。一番大きかったのは、会社を辞めたということですかね。フリーランスのやり方と会社員としての働き方と、やっぱり違うと思いますしただ、お仕事はだいぶ減った印象はあります。
仕事に関してはそんな感じでしたが、駐在での生活はとても楽しかったですよ。


数あるWebデザインのスクールを探されたときに、Fammさんで勉強したいと思ったのは、なぜでしょう?

託児が付いている、という点ですね! 受講している時はベビーシッターが自宅に来てくださるというのは本当にありがたいです。
ママ専用スクールというもいいですね。当時、大阪で受講したんですけど、お友達もできたんです。今でもすごく仲良くしてもらっています。あと、卒業してからのサポートもすごく良いです。無料で応用講座の動画が見られるのも嬉しいですね。
初めて聞く言葉が多く、Mac自体を使うこともなかったので、1回受講するだけじゃなかなか覚えきれない。だからこそ、あとで動画で確認・復習できる体制を整えてくださっていたのも良かったです。


スクールでの復習の時間は、お子さんが寝た後ですか?

寝た後ですね。
講座は1ヵ月間で、そのあと質問期間というのがあるんですね。
私には受講期間中に必ずやり遂げたい目標があったんです。それは、日本で初めて事業される方のホームページを作るということでした。質問期間内に完了させたかったので…その間は本当に寝てないです(笑)。没頭しちゃうんですよね。気づいたら、あれ?明るいなって(笑)。


実際にいま卒業されてから、Webデザインのお仕事はどのように受注されているのでしょうか?

今は、一番多いのは、Fammさんのお仕事です。Fammさん経由で、オンラインアシスタントをさせていただいています。
最初に、バナーデザインの勉強をフォトショップした後、ココナラで出品したんです。勉強がてら、ちょっとお小遣い稼ぎ…という意図でした。
アパレルに強いということをプロフィールで強調しているので、アパレルのお客さんから依頼されることが結構多くて。あるときアパレルの方が直接やりとりしたいと言ってくださったんです!その方の会社のホームページやLP(ランディングページ)、メルマガの作成…そういうのも結構最近多いですね。


1日、どれくらい稼働されているんですか?
娘が幼稚園に行っている間は、お昼ご飯も30分ぐらいで終わらせて、本当にみっちりやっています(笑)。
たくさん勉強したいことがありますから。娘が寝てからちょっと勉強して、それから仕事…という流れですね。稼働時間は大体6、7時間ぐらいです。

はたママ読者へのメッセージ


最後にはたママ読者へのメッセージをお願いいたします。

主婦やママになると、視野が狭くなってしまうのかな、という気がします。30〜40の年代の方って、実績や経験が豊富ですよね。だからこそ、その能力を埋もれさせず、お仕事をやってもらいたいなと思います。そして何かご自分の得意なことや好きなことを見つけるのがいいのかな、と思います。お仕事をすると、いろんな出会いがありますよね。その中で学びもあると思うんです。「楽しい」「やりたい」「やってみたーい!」という気持ちはいくつになってもイキイキさせますよね!
人生楽しいことをやっていると、絶対に笑顔になるし、前向きにもなれます。
きっとお子さんもそんなママの背中を見て育つと思います。笑顔のママは素敵だし、お子さんはそんなママが大好きだと思うんです。
一歩を踏み出すと自分を取り巻く世界は変わるし、楽しいこともきっと見えてきます。苦労もありますけど、同時に嬉しいことも見えてくると思う。
だからこそ、ぜひ一歩を踏み込んでみてほしいなと思います!

▼Famm ママ専用スクール
https://famm.us/ja/school

編集後記

お仕事のことを楽しそうに話す渕上さん。終始イキイキされていて、Webデザイナーという仕事が本当に好きなんだというのが伝わってきました。同時に、現状に満足することなく向上心を持って仕事の勉強をしている様子も強く印象に残っています。この仕事に対して真摯な想いがあるからこそ、1ヶ月という短期間でWebデザイナーとして現在ご活躍されているのでは、と思いました。
「家族のため」「貯金のため」と、自分の気持ちを後回しにして家族を優先していることはないでしょうか?
渕上さんの働くスタイルを見て、好きなことを仕事にすることは、ママを輝かせ、家族にもきっと良い影響を与えるのだろうなと感じています。