Webマーケティングの新規獲得からナーチャリングまでを一気通貫で支援する、株式会社 Life style Innovation。単に問い合わせ数や会員登録数といった「数」を追うのではなく、「クライアントにとって本当に価値のあるコンバージョンとは何か」を問い続け、戦略設計とデータ分析を軸に質を高める支援を行う戦略系広告代理店です。
各クライアントに専任担当がつくアカウントエグゼクティブ制を採用し、事業理解を深めながら伴走するスタイルを徹底。その一方で、扶養家族も対象となる誕生日休暇や月1万円の美容・運動支援、勤務中の昼寝や散歩の容認など、社員の心身の充実を直接的に支える制度も整えています。
「働くを楽しむ。そのための改革を。」という理念のもと、プライベートのメンテナンスを大切にしながら、いかにプロフェッショナルとして成果を出し続けるのか。
今回は、WEBマーケターとして活躍する川崎真理奈さんに、柔軟な働き方のリアルと、その裏側にある覚悟について伺いました。
ハイブリッド勤務という選択肢
現在担当されている業務内容と、1日のスケジュールを教えてください。
Web広告の運用やLPの改善提案、サービス全体のマーケティング戦略設計を担当しています。単に広告を回すのではなく、「その施策は本当に事業成長につながるのか」という視点で考えることが役割です。リードの獲得数だけでなく、その後のナーチャリングや売上貢献までを見据えた設計を行います。
クライアントごとに専任で担当する体制のため、表面的な数字ではなく、事業構造や競合環境まで深く理解する必要があります。その分、責任も大きいですが、やりがいも大きい仕事です。
また、マネジメント職としてチームメンバーの育成にも関わっています。1on1を通じて目標設計や課題整理を行い、メンバーが自立して成果を出せるよう伴走します。さらに、採用面談など組織づくりにも関わっています。
朝はメールやSlackを確認し、朝礼でメンバーの状況を共有するところから始まります。ミーティングが多い日は1日の半分以上が打ち合わせになることもあります。その分、空き時間は意識的に集中作業に充てます。
ベンチャー企業なので、役割は固定的ではありません。クライアントワーク、育成、採用、組織づくり。複数の責任を同時に担いながら日々走っています。
ハイブリッド勤務は、子育てと仕事の両立にどのように役立っていますか?
一番大きいのは、「選択できること」です。
例えば子どもの習い事の送迎がある日は、一度休憩として中抜けし、送り届けてから自宅でリモートに切り替えます。習い事の終了時間が早い日でも、自宅で仕事をしながら帰りを待てます。
出社予定の日でも、急な家庭の事情があればリモートに変更すればいい。業務内容は変わりません。
逆に、対面の方が早いと判断すれば出社します。曜日固定ではなく、状況に応じて自分で決められる。この裁量があることで、家庭と仕事を対立させずに済んでいます。
両立とは、どちらかを削ることではなく、最適化だと思っています。その最適化を可能にしているのが、ハイブリッドという仕組みです。

リモートでも質を落とさない工夫
ワーケーションやリモート中に、チームやクライアントに不安を感じさせないために意識していることは?
大前提として、「働く場所は変わっても、成果の質は変わらない」という姿勢を持つことです。
そのために徹底しているのが即レスと事前準備です。リモートだから連絡が遅い、という印象は絶対に持たれたくありません。メッセージは常に確認できる状態にしておきます。
通信環境も事前に必ず整えます。「ネットが不安定で今日はできません」は、プロとして言ってはいけない言葉だと思っています。
また、テキストで齟齬が生まれそうなときは、すぐに通話に切り替えます。Slackのハドルやオンラインミーティングを積極的に使い、「いつでも話せる状態」を作っています。
リモートだからこそ、信頼は見えない努力で積み上げるものだと感じています。
リモート勤務を成立させるうえで、プロとして求められる姿勢とは?
自立して業務を完遂できることだと思います。
フルリモート勤務のメンバーは、経験があり、業務を一人で回せる状態が前提になっています。場所に縛られない働き方ができるのは、その責任を果たせるからこそ。
働く場所は選べても、責任の重さは変わらない。むしろ自由度が高い分、自分自身への律し方が問われると感じています。
制度を「文化」にする取り組み
誕生日休暇を取りやすい空気に変えるために、ご自身が率先して行ったことは?
以前は、私自身が忙しさを理由に制度を使えていませんでした。それでは、チームも使いづらいと気づいたんです。
そこからは、自分が率先して取得するようにしました。誕生日休暇は早めに宣言し、共有カレンダーをブロックします。「私だけができるのは違うので、皆さんも同じように使ってください」と毎回伝えています。
朝礼では「休みどうでしたか?」と声をかけ、自分の体験も共有します。宣言して、実行して、振り返る。そうやって制度を見えるものにしてきました。
文化は、言葉ではなく行動でつくるものだと学びました。
昼寝・散歩・美容支援などの制度は、どのようにパフォーマンス向上につながっていますか?
リフレッシュしないと、パフォーマンスは上がらないと思っています。
頭が疲れた状態で考えても、良いアイデアは出ません。短時間でも散歩に出ることで思考が整理されます。
美容や運動に投資できる制度も、自分を整える大切な時間です。気分が上がることで、クライアントに向き合う姿勢も変わります。
家族を大切にできる。自分を整えられる。その土台があるからこそ、仕事に本気で向き合える。
支えてもらっているからこそ、成果で返したい。その意識が自然と強くなります。

読者へのメッセージ
仕事か、家族か、自分か。どれかを犠牲にしないといけないと思い込んでしまうことはありませんか。特にママは、自分を後回しにしがちです。私もそうでした。
でも、自分が満たされていない状態で、家族やクライアントを幸せにすることは難しいと思います。
二兎ではなく、三兎も四兎も追っていい。
もちろん簡単ではありません。調整も必要ですし、時にはバランスを崩すこともあります。でも、最初から諦めなくていいと思います。
働き方は一つではありません。制度も会社も、少しずつ変わっています。
「全部大切にしたい」と思うことは、わがままではありません。それは、人生に対して誠実であろうとする姿勢だと思います。
自分を整え、家族との時間を大切にし、そのエネルギーを仕事に還元する。そんな好循環を、私自身もまだ模索中ですが、挑戦し続けています。
もし今、何かを諦めなければならないと感じている方がいるなら、まずは「本当にそれは諦めるしかないのか」と問い直してみてほしいです。
選択肢は、思っているよりも多いかもしれません。
編集後記
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「制度があること」と「制度が使われていること」は、まったく別の話なのだと、今回あらためて感じました。誕生日休暇や美容・運動支援、昼寝や散歩の容認といった一見ユニークな取り組みも、川崎さんのように率先して使い、言葉にし、文化にしていく人がいるからこそ機能しているのだと思います。
甘やかしではなく、成果を出すための余白。その発想があるからこそ、プロとしての緊張感も失われない。仕事も、家族も、自分も大切にするという選択は、理想論ではなく、設計と覚悟の積み重ねなのだと教えていただきました。
関係リンク
株式会社 Life style Innovation
https://life-style-innovation.com/











職業:WEBマーケター
お子さんの年齢:6歳
居住地:宮崎県
勤務形態:ハイブリッド勤務