「断片の価値の追求」 他では認められない「断片」の価値を追求する会社へ!

主にWEB/ゲーム系の受託・請負開発と自社サービス開発を行う株式会社東雲火山
こちらの代表である告原豊和さんに、会社の設立から在宅勤務が中心になっていった経緯、そして実現したいことなど伺いました。

会社設立から在宅勤務を取り入れた背景まで

在宅勤務を取り入れたきっかけは何でしょうか?
弊社は2019年の2月に設立したばかりの新しい会社です。
設立当初は僕が一人でやっていましたが、僕の身内の人間が社員として入ったのを経て、他の方も社員として入った…という変遷をたどっています。
僕が一人でやっているころは、会社のオフィスで仕事をする時が比較的多かったですね。
お客様のところに行って仕事をするというところもありましたが、基本的に僕がオフィス兼自宅を構えていて、そこで作業をしていたので、当初からほぼ在宅でした。
業務を社員にも拡大するにあたって、社員の働き方をどのようにするかというところを考えた時に、
「僕とお客様がで遠隔で仕事ができている以上、僕と社員だって遠隔で仕事が出来るはずだ。」
という考えに至り、社員が増えても、きっとオンラインでやれるだろうと判断しました。その後、たまたまコロナが発生したんです。
僕としては、
「在宅でも時々出社した方が、社員のみんなも気持ちや距離感が近くなるのでいいんじゃないか。」
と考えていました。
当初は週1日の出社日を設けたり、たまに集まってお昼ご飯食べたりということが必要だと思っていたんですよ。
ただ、コロナになってから、実質出社を禁止せざるを得ないという背景から、ほぼ在宅勤務に。元々在宅を推奨していたというよりは、流れで在宅勤務に移行しました。
ただ、当初から出社の方がイレギュラーなものだったんです。
出社は時々したほうがコミュニケーションを促進する意味では良いだろうと考えていたくらいで、基本は在宅でしたから。
弊社ではそんなに困ることはなく、在宅勤務への道を進んできたと感じています。

実際在宅勤務をして出てきた課題点などありますか?
弊社は在宅勤務は取り入れていますが、在宅勤務手当が結構充実している会社さんがいる中で、弊社はあまり制度の整備が…できていないですね(笑)。
設備や電気、そして通信費に関して、社員に負担をかけてしまっているなと感じているので、その点をカバーできるようにすることが課題かなと思っております。

コロナ禍の影響は

コロナの影響はありましたか?
僕が当時していた業務では、週に1、2回ぐらいは、顧客先に顔を出していたという期間がありました。そういった期間がコロナになってから無くなり、僕自身も完全在宅勤務に移行したという点では、影響があったと言えますね。

東雲火山で求める人材は?

御社ではどのような方を求めていますか?
弊社のWEBサイトにも記載させて頂いていますが、私たちは小さい法人です。
僕自身はそんなにたくさんの会社を経験したわけではありませんが、そこそこの規模の法人に所属していたことも、かなり小さな法人に所属していたこともあります。
そこから得た経験で、やはり日本では大きな企業の方が、特に福利厚生は充実している印象があります。
そういう意味で、弊社は小さい法人ですので、それくらいの規模の福利厚生はちょっと限界があるなと思っています。
そういう点を踏まえて、大々的に全ての人に対して「一緒に働きませんか」と提案できるほど、法人としての価値は今は高くないのかなと思っておりまして…。
大きな法人あるいは、とても給料水準が高い法人では満たせないニーズみたいなものがある場合には、弊社の求人枠は出す意味があるのでは、と思っています。その意味を見出していただけるなら、一緒に働いていきたいと考えています。
弊社は社是として「断片の価値」というものを掲げています。
例えば1週間のうちに、

・週1日ぐらいしか出社できない人
・出社する・しないは関係なく仕事が出来ない人
・週5日勤務は可能だけど、1日あたりの労働時間が4時間ぐらいに制限されてしまった人

このような特殊な労働形態の方に、今のところは限定して採用枠を出しています。
技術系の採用の話とはまた別になりますが、通常のフルタイムの労働では無く、少し短めの時間に対して、求人を出しているという感じです。

今後実現したいこと

今後、御社で実現したいことはありますか?
会社の経営的な話になりますと、毎年当初に掲げた目標の3倍ぐらいの売り上げは立っているという背景から、比較的手応えを感じています。
また、求職市場に対して、時々セミナーみたいなものに登壇させていただいたりもしています。
弊社自体は、そんなに大々的に求人を出していないんですけれども、少しハローワークなどに、募集を出すと、比較的採用枠に関しては反響をいただいているんです。
この法人を拡大していくことは、
「もしかしたら意味があるんじゃないか」
と考えるようになりました。
設立から3年なので、もう残り2年ぐらいで、まずは東雲火山を20名規模の社員を抱えるところまで、規模拡大させたいという、経営的な観点で目標として掲げています。 

▼株式会社東雲火山 Information
https://shinonomekazan.com/

次回は、実際に東雲火山で働くワーママ社員さんにインタビューをしています!次回をお楽しみに。

編集後記

まだまだ会社の制度の設備が出来ていないとおっしゃっていた告原さん。インタビューに同席していたワーママ社員の方が内閣府ベビーシッター割引を取り入れてくれている、と感謝の気持ちを嬉しそうに話してくださったのがとても印象的でした!
社員の方から慕われているのがしっかり伝わってきましたし、これからさらに飛躍されるだろうと思います!