医療機関向けのソフトウェアソリューションを展開し、「ICT技術とデータを駆使して、医療サービスのイノベーションを実現する」というミッションを掲げる株式会社イノシア。専門性を追求する一方で、「関わる全ての人を幸せに」というバリューのもと、フルリモートや年間10日の「子の看護等休暇」など、ライフステージに寄り添った手厚い環境づくりに力を入れています。 今回は、営業職として第一線で活躍しながら、第二子誕生時にチーム初となる2ヶ月超の男性育休を取得した社員にインタビュー。在宅勤務や出張が交錯する中での両立の工夫や、社内に根付く助け合いのカルチャーについて詳しく伺いました。
在宅勤務と出張を併行する営業職パパの日常と、家事・育児の工夫
営業職として遠方への出張も多い中、家を空ける期間がある分、在宅勤務の日はどのようにパパとしての役割を最大化されていますか?
現在の働き方は、リモート勤務と出張が多いスタイルをとっています。営業という仕事の性質上、遠方へ出かける機会はあるのですが、在宅勤務の日にはパパとしての役割を果たせるよう、1日のスケジュールを意識的に組み立てています。
特に工夫しているのが朝の時間帯です。2歳になる上の子が早めに起きてくるので、僕が一緒に1階へ降りて着替えや朝ご飯といったお世話を引き受けるようにしています。始業までの間、育児を担当することで、ママが少しでも長く体を休められるようにするのが日課です。
お昼の休憩時間も合わせ、家族と一緒に昼食をとるようにしています。ママだけに食事準備や片付けなどの負担を任せないよう、昼の時点でもサポートに入ります。
夕方も定時で上がるのがルールです。早めに切り替えて夕食の準備や子どもをお風呂に入れるなど、早い段階で家事に時間を充てています。家事や育児を自分事としてこなすのが、僕の在宅勤務時の過ごし方です。
ご不在中のご家族への配慮や、出張スケジュールの組み立てで意識している工夫はありますか?
料理はもともと僕が作ることが我が家の基本スタイルです。ですので、出張で家を空ける際も事前の準備を欠かしません。前日などにまとめて作り置きをし、僕が不在の日でも焼くだけで食べられる状態にして出かけています。少しでも妻の負担を減らした状態で出発できるよう工夫しています。
出張の期間や回数は時期によってまちまちですが、繁忙期でも仕事の調整がつく限りは1泊にとどめるスケジュールを組み、長くなっても2泊3日までに収まるよう前後の予定をコントロールしています。
さらに、フレックス制度も重宝しています。朝一番で子どもを予防接種や病院に連れて行く際、朝の時間を活用して病院へ行き、対応が終わってから業務に入る調整ができています。移動の負担が減り、家庭と仕事のバランスが非常に取りやすくなったと感じています。

周囲のサポートとオープンな風土が生む「お互い様」で助け合う職場環境
朝一番で病院へ行ってから業務に入る際、チーム内での共有や連絡で工夫されていることや、周囲が快く送り出してくれる社内の雰囲気を教えてください。
急な発熱や受診、送迎などで時間を調整する際、社内コミュニケーションツールのSlackを使ってオープンに情報を共有しています。勤怠情報は全社員が確認できる状態です。
「何時から何時までは予防接種対応のため電話が取りにくくなります」と具体的に周知した上で、子どもとの時間に専念できる環境になっています。
あらかじめ分かっている予定は事前に調整するため誰かに迷惑をかけることはありませんが、突発的な休みや受診にも一括で状況を周知できるツールがあるのは大きな助けです。アポイントが入っていても「この時間は○○さんに対応を任せています」と周知しておくことで自分宛てに連絡が集中しない仕組みを作れます。周りも嫌な顔をせず受け止めてくれるため、安心して子どもに専念できます。
そういった「お互い様」と言える環境や休みやすい風土は、入社時から整っていたのでしょうか?
こうした風土は子育て社員が増えてから急に作られたものではありません。当社は設立から5年ほどですが、僕が2022年に入社した初期段階から有給休暇などが非常に取りやすい風土がありました。
その後社員が増えてパパ・ママ世代が多くなっていきましたが、誰も我慢しながら働く環境ではありません。もともと代表や上司との距離感が近く風通しが良いため、家庭の事情で休む際も躊躇せず相談できる土壌があります。
営業メンバーも複数おり、役職者へも適宜進捗報告を行っているため、緊急で子どもを受診させたいとなった場合でも簡単な報告とお願いを伝えるだけでみんな快くフォローしてくれます。制度の充実以上に、お互いを思いやれる「人」という部分が働きやすさを支えてくれています。
営業チーム初の男性育休取得。不安を安心に変えた会社からの言葉
第二子の育休を取得する際、不安を感じていた永井さんに対し、人事からかかった「会社からも取ってほしい」という言葉は、キャリアに対する不安をどのように安心感に変えてくれましたか?当時の心境をお聞かせください。
第二子が誕生した際、僕は2ヶ月ちょっとの育児休業を取得しました。
ただ、最初はすごく悩みました。営業職として数値目標に対する責任がありますし、社内の営業チームで男性育休の初事例となるタイミングだったからです。「自分が長期間仕事を空けることで他のメンバーにどれだけ負担がかかるか」と不安は大きかったです。
そんな背中を押してくれたのが会社からの言葉でした。
妊娠報告のタイミングで人事から「会社としても実績を作りたいし、ぜひ取って奥さんを支援してあげてほしい」と言っていただけました。さらに直属の営業責任者からも「家庭優先だから取得して全然大丈夫。フォローは一緒に考えていこう」とすぐに声をかけてもらえたんです。
向こうから声をかけてくれ、温かく寄り添ってもらえたことが営業としてのキャリアの不安を安心感に変えてくれました。この寄り添いこそが、育休へ踏み切れた一番大きなポイントでした。
チャットツール等で男性社員の方も送迎や看護休暇についてオープンにやり取りされているとのことですが、職場全体にどう影響していると感じますか?
復帰して実感するのは、制度が「全員が当たり前に使える環境」になっていることです。
Slackのやり取りでも男女の区別はなく、「送迎のためこの時間は電話が取れません」といったメッセージが良い意味でフランクに行き交っています。状況共有をするだけで周囲も「了解です!」と快く返せる文化があります。
むしろ男性社員の方が送迎や看護休暇をオープンに取得していると感じるくらい、みんな積極的に活用しています。特に立場のある人たちが率先して使ってくれるため、現場としても遠慮なく活用しやすい空気感があります。
さらに小学校6年生まで年間10日付与される看護等休暇やフレックス制度など、事細かに業務調整できる制度が揃っているのも助かっています。

成果と家庭の両立を叶えるタイムマネジメントと、次世代パパたちへの想い
営業として高い成果を求められる中で、定時で仕事を終えるためのタスク管理や優先順位の付け方で徹底していることはありますか?
成果を求められながら定時で上がり育児に参加するためには、日頃の「スケジュール調整」が何より重要です。
アポイントの候補日を提示できる場面では、移動時間も含めて「定時に帰宅できる時間帯」で提示することを徹底しています。たとえば遠方のお客様を訪問する場合、あえて「午後1時からのアポイント」として提案します。商談後はそのまま自宅へ向かい、在宅で事務処理を済ませて定時に上がる流れをあらかじめ作っておくんです。
夕方遅い時間のアポイントにしてしまうと帰宅が遅れ、育児対応がどんどん後ろ倒しになってしまいます。自分が調整できる業務に関しては、とにかく「前倒し」でスケジュールを組むことが両立の秘訣です。
これからパパになる世代や、仕事と育児の両立に悩む方に向けて、一歩踏み出すためのアドバイスやメッセージをお願いします。
両立する中で「正直すごく大変だな」と感じる瞬間は当然ありますが、そうした大変さは「人が助け合うこと」でコントロールでき、負担を大幅に軽減できると実感しています。
今、社内では同世代のパパになる社員が増えています。僕自身が真っ先に長期育休を取らせてもらったからこそ、その大変さも不安も理解できます。だからこそ今度は僕が後輩パパたちの環境作りをし、フォローしていく番です。
制度を利用した経験を生かして活用法を伝えたり、休んでいる間のフォロー体制を整えたり、「育休を取ってね」と姿勢で示していきたいです。
両立は簡単ではありませんが、お互いにフォローし合う意識を持つことでどこまでも働きやすい環境にしていけます。これからパパになる皆さんには「安心して育休を取ってください!」と伝えたいですね。
編集後記
.png)
第一線で営業成果を求められながら、積極的に育児・家事へコミットする姿がとても印象的なインタビューでした。自らの工夫によるタイムマネジメントに加え、「互いをフォローし合う」という組織風土があってこそ叶う働き方と言えます。
前例がない中でも互いに手を取り合い、そのバトンを次の世代へ繋いでいく助け合いの姿勢は、仕事と子育ての両立を目指すすべての働くパパ・ママにとって大きな道しるべとなるはずです。







-3-485x254.jpg)



職業(担当業務):営業業務
お子さんの年齢:①2歳【女】 ②0歳(9ヵ月)【男】
居住地:千葉県
勤務形態:ハイブリッド勤務+遠方出張