働くママの声でスタートした「時間有給制」

アプリケーションソフトの開発やIT関連サービスの提供を行っている、ユーザックシステム株式会社。1971年の創業当時からオフィスの業務改善を支援する商品を販売し、時代に先駆けて「働き方改革」にも貢献してきました。
“社内の働き方改革”にも積極的に取り組んでおり、働くママの声を受けて「時間有給制度」を導入。制度の導入から約6年が経った今でも、お子さんが生まれて働き続ける女性社員が増えているそうです。
今回は、同社での「時間有給制度」の導入のきっかけを作った、システムエンジニアの田口 奈緒美さんにお話を伺いました。

ユーザックシステム株式会社について

➖御社の事業内容を教えてください。
• RPA関連のパッケージ開発、販売、サポート
• 物流、帳票、EDI関連の業務改善ソリューションの開発、販売、サポート
• モバイルデバイス用アプリの開発、サービス提供
• AR(拡張現実)を利用したアプリの開発、サービス提供

など、お客様の業務課題を改善する製品、サービスを開発、販売、サポートする会社です。

ユーザックシステムの時間有給制度とは

➖時間有給制度というのはどういう制度でしょうか?
年間5日間分以内を前提に1時間単位で有給休暇を取れる制度です。

➖どのように時間有給制度を整えていったのでしょうか?
出産休業・育児休業・育児短時間勤務を終了した人への対応として、2017年10月から正社員対象に導入。2019年3月から正社員以外も対象に拡大しました。

➖制度が導入されて6年ですが、社員のみなさんの利用は高いでしょうか?
月間20件くらいの利用があります。

田口 奈緒美さんのキャリアについて

田口 奈緒美さんのプロフィール

職業:システムエンジニア
お子さんの年齢:11歳(小学5年生)、8歳(小学2年生)
居住地:埼玉県
勤務形態:正社員

➖これまでのキャリアを教えてください。
2003年度入社です。
入社時からずっとシステムエンジニアとして自社開発パッケージのサポートを中心に仕事をしています。
子どもを妊娠・出産した際は、産休・育休を取り、子どもが小さいうちは時短勤務で働きました。
今は下の子が3歳になったタイミングからフルタイムで働いています。
2019年7月からはチームリーダーとなり、プレイングマネージャーとして今までと同じサポートもしながら管理職としての業務もしています。

➖現在はどのような働き方をされていますか?
週に1~2回程度出社し、それ以外はテレワークをしています。
お客様先への往訪をすることもあります。サポートの内容によっては出張することもあります。

➖導入は田口さんの声がきっかけと伺いました。その背景や想いを教えていただけますか?
時短勤務からフルタイムに変わるタイミングでした。

産後、自分がどのように働けるのか、働き続けられるのかがわかりませんでした。
実際、時短勤務という働き方でも、子育てをしながらというのはとても大変で…。だからこそ、フルタイムで働くことに非常に不安を感じていたため、上司に相談しました。
あとは子どもに食物アレルギーがあり、保育園との給食の打合せに毎月必ず打合せの時間を取らないといけないこと、子どもの急な病気で休むことも多かったこと、働いていても子どもの行事ごとにはできる限り参加したいと思っていたことなども理由として挙げられます。
予定できる休みなら仕事の調整もできますが、予測できない休みも子どもが小さいうちは多くなりがち。私が頻繁に半日や一日単位で休みを取ることで、一緒に働く同僚たちにも迷惑をかけることになるんじゃないだろうかというか、働き続けていいものだろうか?そのような不安も全て正直に上司に話をしました。

➖制度が導入されて、田口さんご自身はどのような変化を感じましたか?
テレワークも比較的早めに導入され、子どものための時間を取りやすくなったと感じています。
半日、一日単位で休むとなると仕事への影響度も考えて休みを取ることもためらうシーンも多かったですが、子どもがちょっと調子悪そうにしている時に早めに病院へ連れて行くことができるようになったり、授業参観や面談の時間だけ時間有休制度を利用するなどして、休みたいタイミングで比較的気軽に休みを取れるようになりました。
また必要な分だけ有給消化となるので、有給休暇を使い果たしてしまうのではないかと年度末に心配することもなくなりました。
今は子ども達も小学生になり病気をすることも減ったので、急に休むこともずいぶん減りました。その代わりに学校行事への参加が増えましたが、時間有休制度があるおかげで積極的に参加ができています。

田口さんの今後の目標

➖子育ては続きますが、今後のご自身のキャリアをどのように考えていらっしゃいますか。
「当社の名人シリーズのファンを全国に広げたい」
ある程度仕事ができるようになってからずっとこの思いを持って仕事をしてきました。この思いに変わりはありません。
それとともに、今までは残念なことに女性社員は結婚・出産等、ライフイベントを迎えたタイミングで会社を離れてしまうことがほとんどでした。のようなライフイベントを迎えても、働き続けたいと思う女性社員の手助けができる存在であり続けたいです。そして子育てをしながらでも不安や苦労なく働き続けられる会社になるように、社内環境作りにも携わりたいと考えています。

➖田口さん、ありがとうございました!