17時まででOK!子育てママが活躍する「看護助手」という働き方 ~株式会社タスクフォース楠本さん・髙山さん~

メディカル分野の人材サービス企業である株式会社タスクフォース。主に、病院などの医療機関で働く「看護助手=ナースパートナー」の派遣に強みを持ち、関東、中部、近畿の大規模医療機関に多くの看護助手を派遣し、地域医療を支えています。子育てママにとっても働きやすい環境を整える同社で、ママ社員2名に「子育てをしながら看護助手として働くことを決めた理由と働く上での感想」を伺いました。

看護助手の仕事とは

看護助手は、看護師の指示のもと、専門的な判断を必要としない業務を担当し、医療チームの一員として患者が快適に療養できるよう支援する仕事です。主な業務には、検査やリハビリへの車椅子での送迎、食事の配膳・下膳、入浴や着替えの補助、シーツ交換や病室の環境整備などがあります。

また、看護師が専門的な業務に集中できるようサポートする役割も担っており、「看護の手を助ける=看護助手」として、人材不足が課題となっている医療現場で欠かせない存在です。医師や看護師などと比べ知名度は低い印象がありますが、医療現場では医師や看護師が「看護助手さんがいないと仕事にならない」と話すほど重要なポジションです。特別な資格は必要なく、未経験や無資格の方でも挑戦できる職種で、医療スタッフや看護師とともに医療の現場で活躍しています。

-看護助手の楠本さん(左)と髙山さん(右)-

楠本さんのキャリアや働き方について

楠本育美さんプロフィール

業務内容:看護助手(病棟/フロアリーダー兼務業務研修サポーター)
お子さんの年齢:18歳、10歳
勤務形態:正社員(2025年4月から)
勤務歴:7年
勤務体系:平日・8時半〜17時、もしくは10時半〜19時

看護助手として働くきっかけを教えてください。

私はもともと専業主婦でしたが、子どもが3歳になるタイミングで働きたいと考え、求人情報を探し始めました。そこで偶然見つけたのが、看護助手の仕事です。それまで看護助手という職業を知らなかったのですが、求人情報を通じて初めてその存在を知りました。

この仕事に興味を持った理由の一つは、勤務条件です。17時までに業務が終わり、平日のみの勤務で残業がほとんどないこと、さらに勤務先が病院で安定性があることは、子育てをしながら働く上で理想的だと感じました。

看護助手として働くうえでのやりがいを教えてください。

一番のやりがいは、やはり患者さんや看護師さんから感謝の言葉をいただけるときですね。 また、私は研修も担当しているので、新しく入ってきた看護助手さんが半年、1年と経験を積み、独り立ちして活躍している姿を見ると、達成感を感じます。

2025年4月からは正社員雇用に切り替わると伺いました。今後の目標を教えてください。

そうですね。看護助手としてのキャリアを考えたときに、派遣社員から正社員へとステップアップできる選択肢があるのは、とても心強いと感じています。現在は、現場の看護助手のリーダー職として研修なども担当しており、より働きやすい環境を整えられるように、自分自身がそうしていただいたように、スタッフ全員をサポートしていきたいと思っています。

また、看護部からの依頼に対してただ言われた通りに対応するのではなく、必要に応じて改善提案もできるようになりたいです。そうすることで、今以上に看護部から信頼され、頼られる存在を目指していきたいですね。

髙山さんのキャリアや働き方について

髙山翔子さんプロフィール

業務内容:看護助手(救急/一般スタッフ)
お子さんの年齢:5歳、2歳
勤務形態:派遣社員
勤務歴:1年半
勤務体系:シフト制(週5日勤務)・8時半〜17時

看護助手として働くきっかけを教えてください。

もともと生命保険会社で働いていましたが、二人目の子どもが生まれたことをきっかけに、子育てがしやすく、給与も安定した職場で働きたいと考えるようになりました。

母が看護師、おばが介護施設を運営していることもあり、以前から看護助手という仕事があることは知っていました。子どもを保育園に預けているため、17時までに仕事が終わる勤務体系が特に魅力的で、この仕事を選ぶ決め手の一つとなりました。

小さなお子さまの育児と仕事の両立で助かったことはありますか?

タスクフォース社特有の特徴かと思いますが、私が派遣として働いている病院では「余剰人材」という仕組みがあります。例えば、通常3人の看護助手が必要な場所に、3人に加えて1人リーダー職の看護助手が自由に動ける立場で配置されているため、急な欠員が出ても対応できる体制になっています。そのおかげで、子どもが急に熱を出して当日休まなければならない場合でも、欠員が出る心配がありません。もちろん休むときは申し訳ない気持ちもありますが、職場に負担をかけることなく休めるのはとても心強いです。

また、勤務時間についても親身に相談に乗っていただきました。私が希望する17時までの勤務であれば、救急病棟なら遅出がなく、さらに余剰人材の配置もあるため安心して働けると面接時に教えてもらいました。そのおかげで、子育てと仕事を無理なく両立でき、満足しています。

看護助手として働くうえでのやりがいを教えてください。

私は救急病棟で勤務しているため、患者さんの多くは1~2日で退院されます。そのため、入院中の患者さんと深くコミュニケーションを取る機会はそれほど多くありません。しかし、めまぐるしく状況が変わる中で、先回りして準備をしていたりすると、看護師さんから「有難う!助かった!」と感謝されることがあり、「信頼して任せていただいている」と感じる瞬間がとても嬉しく思います。

今後の目標を教えてください。

看護助手としてスキルをさらに高めていくことに加え、将来的には介護福祉士の資格取得を目指したいと考えています。その点において、看護助手の実務経験は、介護福祉士の受験資格を得るために必要な「実務経験3年以上」に該当するため、現在は看護助手として経験を積んでいます。子どもが成長し、生活に余裕ができたタイミングで、資格取得にも挑戦したいと思っています。

-ベッドメイキングのために備品を準備する様子-

関連リンク

株式会社タスクフォース

https://taskforce.jp