転職で子育てと自分らしい働き方の両立を実現

飲食卸業界に向けて受注業務の効率化、販促支援を実現するサービス「Tanomu(タノム)」を運営する、株式会社タノム

今回インタビューに出ていただいたのは、インサイドセールスを担う大野 紗智子さん。 生まれも育ちも北海道で、今も札幌からリモート勤務中です。プライベートでは2人の子どもがいて、育児との両立を実現しています。

株式会社タノムでの働き方

大野 紗智子さんのプロフィール

職業 インサイドセールス
お子さんの年齢 10歳(小学校4年生)、4歳(年少)
居住地 北海道
勤務形態 正社員

➖入社されたきっかけを教えてください。
アーリーフェイズで家庭と両立できる働き方を両立できる会社はないだろうかという軸で職探しをしていたとき、タノムと出会い、入社を決めました。

業界は未経験でしたが、まだこれからというフェイズのスタートアップで営業~CSまでワンストップ対応できるところに魅力を感じたのが決め手です。
社長をはじめ、社内のメンバーが誠実そうで、プロダクトも顧客の課題に誠実に向き合って開発したのだろうなという印象をもったことを覚えています。

➖担当されている業務内容を教えてください。
営業~カスタマーサクセスまでを担当しています。
代理店契約案件のサクセスなども行っているため、運用を踏まえた提案ができるのが強み。
アライアンス企業との商談の窓口の業務など、新しい業務にも日々チャレンジしています!
受発注システムの開発と運営が事業内容なので、テックな気質でロジカルな考え方が求められる点は大変な部分もありますが、日々勉強しながらお客様の課題解決に役立てる営業を目指しています。

大野さんの働き方の変化

➖タノムに入社される前、育児との両立のためにフルリモートを希望されてスタートアップ企業で勤務されていますよね。家庭と仕事の両立が難しくなったため退職されていますが、どんなことが理由でしょうか?
上の子の体調が安定しなかったことから、ずっと正社員として勤務するのは難しく、業務委託などでお仕事をしていました。
社会がその間に変わり、だんだんと企業にもフルリモートで働ける働き方が広がっていったのを見て、リモートなら働けるかもと考えて本格的にフルリモートで働ける不動産スタートアップ企業に入社しました。

そこでは、インサイドセールス営業職にチャレンジしました。
業務委託からのスタートでしたが、正社員でリーダー職にまで登用してもらえました。
規模は3~4人くらいのフェイズで入ったので、成長を体感し楽しい時期でしたね。
やりがいはあったのですが、事業の成長とともに仕事も忙しくなってしまって…。
フルリモートだと頑張りすぎてもなかなか組織が気がつかない、というトラブルはよくあるかと思いますが、まさにそのような環境になってしまいました。
ご飯に手間をかける余裕もなくて、週3でカレー…みたいな生活になってしまっていて。育ち盛りの子どもたちに申し訳ないなという気持ちでいっぱいでした。
そういう背景から、家庭と仕事の両立が難しくなって退職しました。

➖その後の就職活動で、前職とのギャップがあり悩まれたそうですね。具体的にはどういう部分が困難に感じましたか?
スタートアップを退職した後、大手企業に再就職しました。
大手企業は家庭と両立できる環境はすでに整っていて、子育て中の身でも気兼ねなく働けるのですが、 組織が大きくなるほど、ちょっとした改善を進めるにもスピード感が落ちることを実感する日々でした。残業もないですが、逆に与えられる役割も決まっている枠組があるので、
既に完成された組織に属することで、わたしは逆にやりがいを見失ってしまったんです。

➖大変だった就職活動中、どんな働き方が良いと感じましたか?
それまでの経験で、自分にはいろいろな仕事を任せてもらえる組織の方が向いていると痛感していました。飽き性なのもあるかもしれないですね。
また、引き続きフルリモートでなければ家庭とは両立できないと思っていました。
同時にオーバーワークを防ぐには、シフトなど縛られた時間の中で働くのではなく、フレックスで時間のコントロールができることが大事だと思っていました。

大野さんの勤務状況

➖現在の働き方を教えてください。
フルリモート・フレックスなので、フルタイム8時間で勤務できています。

➖現在の働き方のメリットと課題について教えてください。
フルタイムではありますが、働き方は良くなったことを体感する日々です。
スタートアップのフルリモートはPCから離れられなくなりがちなことを前職では感じていましたが、タノムでの仕事についてはそうはならないで済んでいます。
これは組織のメンバーの理解が大きいと思っています。子育て中のパパ・ママも多いですし、お子さんがいらっしゃらない方も働き方を理解してくれています。
フレックスなので子どもの都合で通院や送迎を入れられるのが助かりますね。

課題は、リモートで身体を動かす時間がないので、筋力低下を日々実感しているところです。子育てが落ち着いたら、フィットネスなど自分のために身体づくりができる時間を持ちたいなと思っています。

大野さんの今後の目標


➖子育ては続きますが、今後のご自身のキャリアをどのように考えていらっしゃいますか。
失敗を繰り返して自分の軸・どういう働き方が自分にフィットするのかを学んできました。
いろいろな経験をすることは決して無駄ではないと、現職では感じられています。
ですので、今後も様々な機会に積極的にチャレンジしていきたいと思います!

株式会社タノム https://lp.tano.mu/

編集後記

はたママ編集部

育児をしていると、仕事に関して特に自分一人ではどうにもならないこともありますよね。メンバーの理解が大きいというタノムの職場環境は、育児をする身としては非常にありがたく、頼もしいと感じました。