子育て期のママ達の日々を楽しくしたい! ~MAMAstyle®稲垣様、瀧様 インタビュー vol.2~

横浜市、川崎市を中心にして、子連れで行ける習い事&サロン情報の詰まったフリー冊子『MAMAstyle®』。創刊から7年、子育てをされる方の貴重な情報源になっています。開催するイベントも「子どもだけでなく、ママ達自身が楽しめる!」と大好評。冊子作成からスタートした活動は、今やおうちで起業を目指すママを応援するMAMAstyle®コミュニティに発展しています。

そんなMAMAstyle®の企画・運営を勢力的に行う稲垣 多佳子さんと瀧 牧子さん。今回は、お二人の働き方とMAMAstyle®に込めた思いを3回に渡ってお届けします!第1回目の稲垣さんに続き、第2回目は瀧さんのキャリアと働き方にクローズアップ!「はたママ」読者へのメッセージもいただきました★

瀧さんのプロフィール

お名前:瀧 牧子
ご職業:MAMAstyleの運営、ライター
お子さんの年齢:高校1年女子、中学1年女子
居住地:横浜市港北区
ワークスタイル:フリーランス、業務委託
業務内容:MAMAstyleのメンバー向けの講座、部活動、イベントの企画、お出かけ情報サイトの記事作成

瀧さんのこれまでのキャリア

9年間 損害保険会社で企業・団体営業に従事
2013年 子連れで行ける習い事情報誌「INet~アイネット~(現MAMAstyle®)」発行(年1回発行、現在7冊目)
2015年 商業施設でのワークショップイベントを初めて開催(以降、大小様々なイベントを企画運営)

企画力を培った前職での経験

ー 瀧さんは、前職は大手損害保険会社に勤めていらっしゃったんですよね?

瀧さん:はい。大手損害保険会社に総合職で新卒入社して、9年間営業や営業企画をしていました。損保は、代理店営業なので、自分の担当を5から10、異動先によっては20企業ほど持ちます。代理店さんに保険を売ってもらうのが仕事でした。代理店は、プロ代理店、企業の代理店、大規模団体の代理店など、形態も業種もさまざまでした。その他、企業の福利厚生の団体保険制度を企業に提案する営業をしていました。各部署に女性総合職は一人か二人いるくらいだったので、朝8時に会社に行って、22時まで残業…というのが当たり前の環境でしたね。夜19時から会議という日もありました。

そんな中、世の中的に少子化が問題になりワークライフバランスが問われるようになりました。そして、会社でも女性が働き続けるための制度を整えることになり、人事部の下にワーキンググループができました。そして、各部署から女性が集まり、月2回ほど話し合う機会が設けられました。そこに、私も参加していました。
そこで、「この会社で、女性が働き続けない原因は何か」「時短制度を導入するのが良いのか悪いのか」「なぜ、出産すると皆辞めてしまうのか」といった問題点を話し合いました。まずは、管理職の方々に子育てを理解してもらおうと、研修を実施して子育ての大変さや、妊婦さんへのセクハラ発言の禁止などを訴えていきました。

ー そうなんですね。損保というと、今ではむしろ手厚い印象ですもんね。その頃にそのように社内制度が整えられていったのですね。

瀧さん:そんな時、妊娠していることが分かりました。

ー すごいタイミングですね!

瀧さん:ワーキンググループの活動に積極的に関わってきたこと、長年勤務してきたこともあり、退職をするかどうかとても悩みました。でも、会社の先輩ママは保育園のお迎えからシッターさんに頼み、22時にシッターさんの自宅に子どもを迎えに行く…という生活をされている状況を見て、「私には無理!!もう少し子どもと関わりたい」と感じて、辞めることを決心しました。私は子どもが好きだという認識があったんです。人によっては、そうでもない人もいると思いますし。そこはタイプなのかなと。

最終的に、妊娠8カ月まで勤めました。大きなお腹で営業にいき、21時くらいまで働いていました。もう何年か後だったら(1.2年では会社の状況は変わらなかったと思いますが…)、私の選択は変わっていたかもしれません。同僚の中には、その後勤めながら出産・子育てを経て、役員になった人もいます。

ー 瀧さんとしては、その時の決断を振り返られてどう感じられますか?

瀧さん:あの時辞めたことは後悔していないですね。後悔しないように何かしよう!と思って活動してきたというのもありますが。多分続けていたとしても、今までと同じように仕事ができないことと、子どもと思うように関われないことの両方を悩む日が続いたと思います。

ー キャリアを中断することとても悩まれたと思います。でも、その決断が原動力になることもあるんですね!社会人時代に培われた企画力・行動力は、その後の活動にもしっかり活かされていらっしゃいますよね。ママサークルの運営など。

瀧さん:そうですね。代理店営業の際も、新しい商品がでれば担当者の方を集めて説明する機会を企画しました。ママサークルでも自分からアプローチして講師をしてくれる方を集めて運営していましたね。

ママを中心に考えたママが楽しむ場所を作りたい

ー ママサークルを立ち上げた経緯を教えてください。

瀧さん:私は、子どもを豊島区で出産しました。その2年後くらいに横浜市港北区に引っ越してきました。驚いたことに、小さな子どもを遊ばせる場所が大倉山のどろっぷしかなかった。(※現在は、綱島にどろっぷサテライトがあります。)引越し先のマンション内に1歳・2歳・3歳と年齢ごとに月一回活動する赤ちゃん会があって、その他はマンションのプレイルームで遊ばせるという感じ。

 それに比べ、東京都豊島区は子育ての環境がとっても整っていたんです。近くに子育て支援センターがあったり、地区センターがあったり子どもを遊ばせる環境が徒歩圏内に5つくらいありました。「今日は、ここ。」「明日は、ここ。」というように一人で子どもを連れていき、その場で楽しんで帰ってくるという過ごし方をしていました。決まったママさんと遊ぶというよりは、いろんなママさんと交流していました。

 都内と横浜の子育て環境の違いに驚きつつ、既存の赤ちゃん会の運営にはすぐ関わりました。ただ、子どもが大きくなり幼稚園に通い始めるようになると、その学年のサークルは自然消滅してしまうんです。そこで、子どもの年齢ごとに集まるのではなく、ママを中心に考えたママの楽しむための場所を作ろう!と思い、新しいママサークルを立ち上げたんです。

ー そうなんですね。稲垣さん同様、ご自身の居場所づくりのようなところもあったのでしょうか。

瀧さん:そうですね。居場所づくりでしたね。

ーママサークルではどんな活動をされていたんですか。

瀧さん:マンションにいらっしゃる得意な事をお持ちのママを集めて、レッスンをしてもらい、育児をしているママさんが楽しむというものでした(私もです笑)。

ー MAMAstyle®の活動の縮小版のように感じますね!

フリーランスになり、今回の娘たちの長い休校中一緒に過ごせてよかった

瀧さんの作業スペース!専用スペースを設けていらっしゃるんですね

ー 現在の瀧さんの1日のスケジュールを教えてください。

瀧さんの1日のスケジュール

4:30 起床
4:30 次女の朝食準備
5:15 次女のスイミング朝練送り
5:45 お弁当作り
6:20 夫と長女の朝食準備
7:15 夫と長女に「いってらっしゃい!」
7:30 次女に「おかえりなさい!」、次女の2度目の朝食準備
8:00 次女に「いってらっしゃい!」、朝食片付け、洗濯
9:15 業務開始(メールチェック)
10:00 オンライン講座や部活動開催(時には参加)
12:00 昼食
13:00 デスクワーク
15:30 次女「おかえりなさい!」、軽食準備
16:45 次女のスイミング「いってらっしゃい!」、夕飯下準備、洗濯物片付け、お風呂掃除
17:30 長女「おかえりなさい!」、メールチェック
19:00 夫と長女の夕飯準備
20:00 次女のスイミングお迎え
20:30 次女の夕飯準備
21:30 片付け
22:00 お風呂
23:00 就寝

ー お子さんが2回朝食を食べていらっしゃるんですね!

瀧さん:そうなんです。次女が水泳の選手コースに通っているため、2回です。これがわたしの生活の珍しいところかなと思います(笑)
仕事を辞めた理由にも、子どもが帰宅した時には少し話をして簡単なおやつくらいは用意をして出してあげたい、という気持ちがありました。

ー ご家庭と仕事との両立のために気をつけている事を教えてください。

瀧さん:家でパソコンに向かう時間が長くなるので、家族がいる時はなるべく「何をしているか」を言うようにしています。

ー これからどういう風に暮らしていきたいですか?目標やプランを教えていただきたいです。

瀧さん:外出自粛期間中に家の中を片付けたら、スッキリしていると過ごしやすいと認識したので、よりスッキリした家にしたいと思っています。
そして、MAMAstyleのコミュニティを「何かをしたい!」と思っているママ達が参加しやすい場になるよう運営していきたいです!

瀧さんの元気の源!はウクレレとのこと♪

ー社会や国に対して望むこと、在宅(フリーランス)という働き方を選んで、どの様に感じていますか?

瀧さん:今回の外出自粛で娘たちの長い休校中、一緒に過ごせてよかったと思います。ママが家や地域で働くことを一つの働き方として社会や国が理解を示してくれると、より働きやすくなるように思いますね。

例えば、区の後援をもらっている企画の案内チラシを区役所で配ってもらえなかったり、マンションでお教室をしている人は住居で営利活動は禁止だからと看板が出せない、ということもあるようです。一例ですが、働き方への理解が地域を豊かにするのではないでしょうか。

「はたママ」読者へのメッセージ

ー これから在宅やフリーランスで働きたいと思っているママさんたちにメッセージをお願いします。

瀧さん:私は、出産をきっかけに子どもが小さいうちは一緒に過ごしたいと、サラリーマンのような生活を辞めて、やりたいことをしていたら、この状態になったという感じです。自分も含めて何が優先で、何をしたいか、先々どうなっていたいかを考えることが大事だと思います。

ー ありがとうございます!

編集部コメント

てきぱき明るく素敵な笑顔の瀧さん。ご家庭では、「いってらっしゃい!」「お帰りなさい!」を大切にするママ。きっと、笑顔で迎えてくれるママのおかげで、お子さん達にとって、お家は安心できる場所なのではないでしょうか。

お仕事では、営業時代に培われたスキルで関係各所とのコミュニケーションもばっちりこなされています。エネルギー溢れる瀧さんを頼って、沢山の方が集まってくるのだと思います。

これからも、きっとプレママ・ビギママ・何かしたいママ達をMAMAstyle®の企画で後押ししていってくださるのですね!私もお世話になりたいと思います(笑)楽しみです。

『MAMAstyle®』様、オンラインイベントのお知らせ

12月1日(火)13:00〜15:00 MAMAstyle®主催
あな吉さん×MAMAstyleオンライントークイベント 「今日からできる!あな吉流 幸せな食卓のつくり方」
“幸せな食卓”ってなんでしょう? 
“家庭料理の役割”って考えたことありますか?料理が上手くなって美味しいものを並べる…それがお母さんの使命のようになっていますが、実はそれ以上にもっと大切なことがあるんです。

12月14日(月)11:00〜12:00 【女性専用コワーキングスペース&女子専用学習塾】ブルーコンパス主催
「イベント主催者がこっそり教える 売上アップさせるためのイベント活用術」 MAMAstyle®稲垣、瀧がお話しさせていただきます。

1月18日(月)13:00〜15:00
伊吹砂織さん×MAMAstyleオンライントークイベント伊吹さんのオンライントークイベント
テーマ: 「ピンチはいつもチャンスに! ポジティブママの頭の中覗いてみない!?」
※詳細、お申込み方法につはMAMAstyle®ホームページにて随時お知らせします。

その他のMAMAstyle®の活動は、MAMAstyle®ホームページFacebookInstagramで確認できますよ!

Vol.3(翌日配信)に続きます!>

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