子育て期のママ達の日々を楽しくしたい!~ MAMAstyle®稲垣様、瀧様 インタビュー vol.3~

 前回に引き続き、横浜市・川崎市を中心にして、子連れで行ける習い事&サロン情報の詰まったフリー冊子『MAMAstyle®』の企画、おうちで起業を目指すママを応援するMAMAstyle®コミュニティの運営をされている稲垣 多佳子さんと瀧 牧子さんのインタビューの第3回目をお届けします。(第1回第2回ではお二人のキャリアにクローズアップしました★)
 今回は、MAMAstyle®の運営で大切にされている想いや、Withコロナ時代にこれからの活動をどのように考えていらっしゃるのかをお話しいただきました!

子連れで行ける習い事&サロン情報の詰まったフリー冊子『MAMAstyle®』

『MAMAstyle®』は、もっとママ達の楽しめる情報を共有したいという思いから創刊

ー『MAMAstyle®』を創ろうと思ったのはなぜですか?

瀧さん:そのころ、わたしは港北区の自宅のある大規模マンション(900世帯)でママサークルを立ち上げ運営していました。
講師をしてくれる方達の中には、外部の方向けにも本格的に教室を立ち上げてみたいという方もいて、情報をまとめてお知らせできる冊子のようなものがあればいいなと思っていました。それを、ママサークルの取材にきていた方にお伝えしたところ「同じようにお話している方がいるよ!」と、いうことで大倉山の街づくりのために開かれたワークショップに誘ってもらい稲垣さん(その当時は、飾り巻き寿司の先生)を紹介していただきました。そこから、冊子作りがスタートしたという感じです。それが、2011年ですね。

稲垣さん:私は、自宅で子連れで参加できる飾り巻き寿司教室を開催していました。そんな中で「他にもママさん達が子連れで楽しめる教室はありませんか?」と聞かれることが増えたんです。その時、教室を開いている先生方も発信する場所がなく「ママ達に情報が届いていない」「ママ達も探すことができない」ということに気がつきました。私自身は教室を運営している関係で、先生をされている方と知り合う機会も多かったのです。

その後、教室内で他の先生方から集めたチラシを配ってみました。ただ、チラシだと赤ちゃんがすぐにグシャグシャにしてしまうんですよね。それを見て保存版のような冊子にしたいなと考えていたんです。


ーそうなのですね。お二人とも同じような冊子を希望されていたのですね。

瀧さん:2013年に横浜港大さん橋で行われたママ向けのイベントが開催される際、冊子を配っていただけることになったので、そこに向けて一気に作りました!それが第1号です。10ページほどで12箇所のお教室の紹介でした。入場者の皆さんに配る袋にいれていただけるということだったので、5000部用意しました。

参加するママ、開催側のママ、みんなが楽しめるイベント・コミュニティ運営を目指す

瀧さん:2015年からトレッサ横浜でイベントをさせてもらっています。2016年には、大倉山記念館で一回目の“のんびるフェスタ”を開催しました。
※”のんびるフェスタ”は、一年に一度、大倉山記念館で、MAMAstyle®さんと他団体の方が共催しているイベントです。子育て中のママが子連れで楽しめるよう企画されています。

ー打合せなどは、どこでされているんですか?

瀧さん:イベントがはじまってからは、稲垣家のこもれびサロンが多いかな。

稲垣さん:うちは理由もなく二世帯を建ててしまって。以前は住人がいたのですが、今はレンタルスペースにしました。それが「こもれびサロン」です。先生をされる方で自宅ではできずに場所に困っている方もいらっしゃるので、「こもれびサロン」を利用してもらっています。

ー集中して打合せをできる場所があるといいですね!

こもれびサロン♪女性目線での行き届いた設備も魅力的…

ーイベント(のんびるフェスタ)にわたしも親子で参加させていただきましたが、とっても楽しかったです!子どもの乳児湿疹に悩み引きこもっていた時期に、勇気をだして足を運んだイベントでした。勢いあまって早めに行き過ぎてしまったんですけど、入口のところで稲垣さんが優しく話しかけてくださって。

瀧さん:嬉しいですねえ。稲垣さんも同じように悩まれていたんですよね。

稲垣さん:そうなんです。うちの娘がアトピーでずっと顔が真っ赤だったんです。外で娘の肌を見られ、それについて声をかけられるのも嫌で。どんどん家にこもるようになり、カーテンもあけずに過ごしていたんです。気後れするから赤ちゃん会などにいっても楽しめない自分がいました。赤ちゃん会などで「さぁ、みんな自由に仲良くなってね!」っていう手放し感がとっても嫌でしたね。結局、お天気の話をして帰ってくるというような(笑)

ーありますね。そういう会(笑)

稲垣さん:先生にちゃんとその場を回してほしかった。だから、自分の開く教室では、一人ひとりに必ず話を振って、少しでも楽しんで帰ってもらえたら良いなと思って運営していました。『MAMAstyle®』のイベントも、プレママ・ビギママサロン(茶話会)でも、一人で不安な思いできても「少しは楽しかったな。」と、思って帰ってほしいと思っています。

ーわかります。イベントでは、ワンコイン保育や、生演奏もあったりママが楽しめるよう考えられていて。出店側の方もママばかりなので、眼差しがとても温かく歓迎ムードでした。ぜひ、読者の皆さんにも参加していただきたい!

稲垣さん:O山さんにご参加いただいたのんびるフェスタは、お天気もすぐれなかった上にとても急な坂の上での開催でした。そのため、出店者の方に「こんなお天気の中あの坂を登ってきて下さるのだから、しっかりおもてなしをお願いします!」とお願いしました(笑)

瀧さん:イベント始まる前にね。呼びかけました。

ーイベント開催で苦労されている点などはありますか?

稲垣さん:やっぱり集客には一番力を入れていますね。出店者の方にもイベントを作る側であるという意識で、チラシもしっかり配ってもらうようにお願いしています。やはり、「面白いからおいでよ!」って紹介してもらえて初めて船が動くというか。

ー確かに。招待できないってことは、何か自信のない部分があるってことだったりしますもんね。

稲垣さん:そして、自らネットを見て来てくださる方は本当に稀なので、わたし達も近隣の幼稚園にチラシを置いてもらうなど、マメに行動していましたね。

瀧さん:私達は告知の全てを担当せず、出店者やセミナーを受け持つ方達にも告知をお願いしています。イベントを出店している方もイベントを一緒に作りあげる!と、同じゴールを目指すことを大切にしています。だからこそ「イベントの告知とご自身が出店することをぜひお知らせしてください。」と伝えるようにしています。一人ずつ告知をしてもらうとやっぱりそれだけ広がりますし、その方の今後の活動にも繋がると思っています。教室を開催する方などの場合「あの先生は面白い情報をもっている。」と、思ってもらうことが大切なのですから。

ーイベントに来るママ達だけでなく、関わるママ達のためのイベントでもあるのですね。

瀧さん:そうですね。関係者のママ達の一歩も後押しできるイベントでありたいと思っています。

Withコロナ、皆で話し合い、協力してできることをできる範囲でしていきたい

ーコロナの影響で、中止になったイベントも多かったのではないでしょうか。

瀧さん:はい。全て中止になりましたね。今はプレママ・ビギママサロンやランチ会(今は、お茶会)は、オンラインに切り替え実施しています。

稲垣さん:準備に4、5カ月要するイベントは、いつアラートがでるかわからない状況では計画できないですね。イベントも盛り上がってきて、さあこれから!というところでコロナショックがあり、考えていた事が一気に頓挫してしまった感があります。

瀧さん:私達はイベントを開催して集客し、出店者それぞれのチラシをみなさんに配って出会いを作る…という、リアルな出会いを大切にしてきました。最近流行っているオンライン上に出店が集まるイベントは、私達に合うスタイルかどうかまだちょっとわかりません。

ー教室を運営されている先生方も、どうしていいか悩んでいらっしゃいますよね。お話を伺う機会はありますか?

稲垣さん:オンラインの茶話会でお話を伺う感じですね。

瀧さん:そこで「オンラインで教室をするにしても、やり方がわからない。練習したいけど試す場がなくて困る。」と、いっている方がいたので「オンライン講座やってみる部」をしてみたり。今は、そういった機会に話題に上がったことを、試してみるという感じですね。
私達としては今後どういう方向に行くとしても、今までのつながりを維持していきたい。先生達の会員制度などを少し変えてオンラインでもみんなが集まり、知恵を出し合える場を作っていこう、という感じです。

ー先生方にとっても、きっと心強いコミュニティーですね。地域の協力も得て、運営されているのでしょうか。

瀧さん:私達の団体のイベントの一部は、港北区の後援を受けて運営しているのですが、企画の案内のチラシを区役所で配ってもらえないんです。プレママ向けに母子手帳を渡す時の袋に入れてもらうことができたら、より早くママ達に情報が届くのに…と感じています。

ー産後うつも問題になっていますしね。早くママに情報がとどけば、一人で悩まずにすむかもしれませんよね。
今後、時期がきたらまた、リアルを楽しめるイベントを作っていかれるのでしょうか。

瀧さん:先日もトレッサの担当の方と打合せをしてきたのですが「屋外だったら開催できるかもしれない」「できることは試していきたい」というスタンスをお持ちである事が確認できたので良かったです。私達のような団体は、施設運営側の姿勢も大切になってくるので。トレッサさんのように前向きに考えてくださるのは心強いと思いました。

リアルなイベントを考慮しつつ、オンラインで何かしたり動画を活用することは、私達や『MAMAstyle®』に掲載している先生ママ達にも必要になってくると思うので、一緒に学び、強化していきたいなと思っています!

稲垣さん:プレママサロンは、青空プレママサロンにして公園でやってみようと、企画しています!

『MAMAstyle®』さんの今後の活動も楽しみにしております!今回は、貴重なお話をありがとうございました!

追記
10月には、検討を重ね、安心と安全を第一に『港北ママの手しごとフェスティバル2020@トレッサ横浜』を開催されたそうです!また、参加者100人規模のオンラインイベントを2回開催されています。

『MAMAstyle®』様インフォメーション

『MAMAstyle®』では、横浜市・川崎市のママ向けにイベントやお茶会、部活を開催しています。withコロナとなった今では、お茶会や部活動、イベントをオンラインに切り替え積極的に活動継続中です!『MAMAstyle®』コミュニティーで、自分らしいママライフを実現できると思いますよ。
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近々開催予定のオンラインイベント

12月1日(火)13:00〜15:00 MAMAstyle®主催
あな吉さん×MAMAstyleオンライントークイベント 「今日からできる!あな吉流 幸せな食卓のつくり方」
“幸せな食卓”ってなんでしょう? 
“家庭料理の役割”って考えたことありますか?料理が上手くなって美味しいものを並べる…それがお母さんの使命のようになっていますが、実はそれ以上にもっと大切なことがあるんです。

12月14日(月)11:00〜12:00 【女性専用コワーキングスペース&女子専用学習塾】ブルーコンパス主催
「イベント主催者がこっそり教える 売上アップさせるためのイベント活用術」 MAMAstyle®稲垣、瀧がお話しさせていただきます。

1月18日(月)13:00〜15:00
伊吹砂織さん×MAMAstyleオンライントークイベント伊吹さんのオンライントークイベント
テーマ: 「ピンチはいつもチャンスに! ポジティブママの頭の中覗いてみない!?」
※詳細、お申込み方法につはMAMAstyle®ホームページにて随時お知らせします。

MAMAstyle®コラボレーターも募集中!

MAMAstyle®コラボレーターとは、ママ向け(女性向け)or子育てファミリー向けのコンテンツを持つスペシャリスト とそのスペシャリスト達を応援するコンテンツを持って活動している人 のことです。
 MAMAstyle®の活動に賛同してくださる人、一緒に活動したいと思ってくださる人にご登録をお願いしています。

登録ページ:https://www.mamastyle.yokohama/benefit

編集後記

インタビューを通して感じたのは、稲垣さんと瀧さんのママ達への温かい眼差しでした。「今、このコロナ禍を過ごす妊婦さんや0歳児を育てる方は、本当に大変だと思います。」「一人で参加して不安な妊婦さんにも楽しんでほしい。」など、とにかくコメントが温かいご自身の経験も踏まえ、他のママ達の声にも耳を傾け企画をされているから、『MAMAstyle®』の企画に救われるママ達が沢山いるのだと確信しました。私自身も、今回のインタビューでお二人のお仕事への姿勢など学ばせていただきました。

 今回のコロナショックによる生活の変化によって、在宅で働くママ達への理解も進み、MAMAstyle®さんの活動がもっともっと沢山の方に届くことを願っています!