子育て期のママ達の日々を楽しくしたい! ~MAMAstyle®稲垣様、瀧様 インタビュー vol.1~

 横浜市や川崎市を中心にして、子連れで行ける習い事&サロン情報の詰まったフリー冊子『MAMAstyle®』。創刊から7年、子育てをされる方の貴重な情報源になっています。開催するイベントも「子どもだけでなく、ママ達自身が楽しめる!」と大好評。冊子作成からスタートした活動は、今やおうちで起業を目指すママを応援するMAMAstyle®コミュニティに発展しています。

 そんなMAMAstyle®の企画・運営を勢力的に行う稲垣 多佳子さんと瀧 牧子さん。今回は、お二人の働き方とMAMAstyle®に込めた思いを3回に渡ってお届けします!第1回目は、稲垣さんのキャリアと働き方にクローズアップします!「はたママ」読者へのメッセージもいただきました★

子連れで行ける習い事&サロン情報の詰まったフリー冊子『MAMAstyle®』

稲垣さんのプロフィール

お名前:稲垣 多佳子(いながき たかこ)
ご職業:コミュニティ運営、イベント企画運営
お子さんの年齢:高1女子、小6男子、小3男子
居住地:横浜市港北区
ワークスタイル:フリーランス
業務内容:MAMAstyle®コミュニティ運営(おうちでの起業を考えているママ向け勉強会や仲間づくり)、イベント企画運営(子連れで出かけられるママ向け、ファミリー向けイベント)

稲垣さんのこれまでのキャリア

15年間、テレビ局で音楽データベース作成を行う。 最後の3年はワーキングマザーとして勤務し、2008年に退職。
2010年 自宅で飾り巻きずし教室を開く(2018年頃まで)
2013年 子連れで行ける習い事情報誌「INet~アイネット~(現MAMAstyle®)」発行(年1回発行、現在7冊目)
2015年 商業施設でのワークショップイベントを初めて開催(以降、大小様々なイベントを企画運営)

 

福利厚生の良い会社、ずっと働いていけると思っていたけれど…

ー 稲垣さんは、『MAMAstyle®』に関わられる前は、テレビ局で働かれていたのですね?

稲垣さん:はい。私はテレビ局の子会社15年間働いていました。音楽のデータベースを作る仕事で、図書館にある図書検索機のデータの音楽版のようなものを作っていました。同じ曲名でも作曲者が違っていたり、カバー曲もあったりとかなり複雑ですが、他では全く役にたたない技術でした(笑)。

全てオリジナルのソフトだったので、退職後に使用するoffice系ソフトは全て独学です。( ※稲垣さんは、現在の『MAMAstyle®』のホームページの作成・運用を担当されています。 )
勤務時間は10時〜18時。テレビ局の子会社だったので、始業が遅めでした。

ー 15年間務められていた会社を退職されたのはなぜでしょう?

稲垣さん:元々はずっと働き続けようと思っていました。親会社の福利厚生が整っていたので、待遇は良かったので。出産後は時短勤務になりましたが、当時はまだ、時短勤務は3歳までという時代でした。

子どもが4歳になると時短勤務は利用できなくなるので、18時半くらいまで勤務しなくてはならない。そうなると20時まで子どもを保育園に預けなくてはならなくなります。その当時、夫は関西に長期出張中でしたので、ワンオペ状態でした。子どもを預けていた保育園は夕食まで出してくれていたので、私自身は楽だったのですが、少しですが子どもが不安定になってきたように感じました。
それと、子どもが成長し小学校に上がった時を考えると、以前と同様に残業を求められる環境で働き続けるのは無理だなと感じるように。会社の人達にも「小学校上がったら、また前みたいに残業できるよね。」と言われ、私自身は「いや、できないよ!」と思って…。じゃあ、辞めようと決めました。

ー 小学生とはいってもまだ、小さいですしそんなに遅くまで、働くのはなかなか難しいですよね。今でも小1の壁に皆さん悩まれていますよね。

子どものためではなく、自分自身が楽しめる居場所がほしかった

ー その後、飾り巻き寿司の先生をされたのですね。

稲垣さん:退職して2年後に教室をはじめました。長女の育休中の時は、実家も遠く子どもを預けられる場所がなく、なかなか出かけられずにうつうつとしていたんです。

その時のことを思い出し、子どもと一緒に参加でき自分も楽しめる習い事でもあったらいいのになと思いました。ベビーマッサージなど子どものためではなく、自分自身が楽しめる居場所がほしいと。調べてみると近くにないので、ないなら自分で作ろう!と思ったのが最初です。

― 巻き寿司の経験をお持ちだったのですか?

稲垣さん:いいえ。全く!

― そうなんですね(笑)

稲垣さん:子連れのママさんが楽しめることは何かな?と、探したんですよね。そして、飾り巻き寿司を見つけて。これなら私にもできそうだな、と思いました。それからの行動は早かったと思いますね。2月に習いに行って4月には教室をスタートさせていましたから。巻き寿司を広げたくてという志があったわけでもなく、単純にママさん達を集める手段です(笑)。

ー行動的!そして、判断が早い。お子さんも一緒に教室に参加されていたんですか?

稲垣さん:上の子は、もともと横浜保育室というちょっと特殊な保育園に入れていた事もあり、退職後も続けて利用していました。2番目の子は1歳になったところだったので、最初は教室で一緒にいました。

ただ、私はみなさんからお金をもらって運営しているという意識があり、教室の時間に自分の子どもの世話をするのは何か違うな…と思いました。また、昼食の時間にかかる料理教室でもあったため、一緒に参加していた当時1歳の子どものお昼寝が全くできませんでした。いらっしゃる方も毎日違うので、子どもにとって落ち着かない環境になってしまったので、ほどなくして、上の子と同じ保育園に入れました。

― 保育園への入園も横浜市では、簡単ではない印象です。

稲垣さん:そうですね。嘆願書を提出しましたよ!教室を開いている時間だけでなく、その前後でも準備をする時間が必要になることなど細かく書きました。それでも、2人目と3人目の子どもは、別々の保育園になってしまったので、その時はひたすら送迎を繰り返しました。

― その後、瀧さんと出会い、『MAMAstyle®』を作ろうということになるわけですね!

家庭も仕事も大切にしていきたい

ー現在の稲垣さんの1日のスケジュールを教えてください。

稲垣さんの1日のスケジュール

6:00 起床~朝食作り
7:30 朝食    
8:15 送り出し・家事
10:00~15:00くらい 仕事
夕方 帰宅した子どもの相手や習い事の準備送り出しやお迎えなど
19:00 夕食・後片付けや子どもの宿題監督やらなにやら
22:00~24:00(日によります) 就寝

仕事場はキッチンのダイニングテーブルです。 ご飯のたびにどかさなきゃ行けないから苦労してます。

ー 現在のスタイルで、家庭と仕事とのバランスはとれていますか。

稲垣さん:フリーランスのいいところは、学校や家族の予定を考慮して自分の仕事のスケジュールを入れられるところ。なので、決して無理はしていません。

夫とはグーグルカレンダーで、それぞれの予定と学校や子どもたちの予定を共有しています。最近は夫もテレワークになり、自宅にいるので、夜の習い事のお迎えなどは分担しています。

ー ご家庭と仕事との両立のために気をつけている事を教えてください。

稲垣さん:家族(特に子どもたち)には、家にいたとしても、大人は仕事をしている時があるということを意識付けしています。

料理教室をしていた時は自宅に生徒さんが来ていたので、たまに学校から帰ってきた子どもたちと遭遇する時もありましたが、「お客様がいること」「お母さんはそのお客様の相手をする仕事であること」を意識してもらっていました。「きちんと挨拶をする」ことはもちろん、「(子どもたちにとっては自分の家だけれどもレッスンが終わるまでは)礼儀正しく静かにする」ようにしてもらいました。

今は自宅にお客様は来ませんが(仕事仲間は来ます)、仕事をしているときは「仕事しているよ」と言うようにしています。
また、家事も仕事のうちの一つとしてとらえているので、出来る時に出来る分をやっていっている感じです。

ーこれからどういう風に暮らしていきたいですか?

稲垣さん:上の子はもともとあまり手もかからないまま高校生になってしまいましたが、下の子二人はまだ手が掛かりそうなので(小さかった頃は体の成長などを気にするだけでしたが、今はメンタル的な面で結構手がかかります)。特に末っ子は学校を休むことも多く、その都度振り回され、その日に出来る仕事量や予定を変更することも多々あり、なかなか思うようにいきません。

ただ、子ども達が大きくなって手が離れた時に自分に何も残っていないのも嫌なので、自分がやっていきたいと思っている事(要は今やっている仕事ですが)は極力手放したくなく、出来る範囲だけでもやっていきたいと思います。

稲垣さんの元気の素!V6!20年以上のファンでいらっしゃるそう♪

「はたママ」読者へのメッセージ

ー これから在宅やフリーランスで働きたいと思っているママさんたちにメッセージをお願いします。

稲垣さん:仕事を辞め2年ほどのんびりしていましたが、正直ヒマでヒマでしょうがなかったのと、子どもが赤ちゃん時代の育休中に自分のために習い事がしたかったなあ~という気持ちが忘れられず、子連れでも楽しめる料理教室を自宅で始めたのがそもそもの始まりです。

私は会社員時代も仕事が大好きでしたし、夫も同じ。我が家は「仕事=嫌なもの」というイメージはありません。自分で仕事を作り出して自分で動いていく、ということを子どもたちに見せて行けるのも良いことだと思っています。

無責任に在宅やフリーランスがいいよ、とは言えませんが、やりたいなと思っているなら挑戦してみてはどうかと思います。

編集部コメント

 知的で優しい雰囲気の稲垣さん。インタビューを通してお仕事を楽しまれている事が伝わってきます。「無理をしすぎない」これが稲垣さん過ごし方のポイントなのかな?と感じます。それは、ご自身だけでなくご家庭のためでもあるのではないでしょうか。ご自身の気持ちに素直に耳を傾けて、自然に変化されているという印象を受けました。

稲垣さんの優しさとユーモアたっぷりの世界観は、MAMAstyle®の企画、MAMAstyle®サイトの制作にも反映され、これからも多くのママがMAMAstyle®様の活動に引き寄せられていくのだと思います

『MAMAstyle®』様、オンラインイベントのお知らせ

12月1日(火)13:00〜15:00 MAMAstyle®主催
あな吉さん×MAMAstyleオンライントークイベント 「今日からできる!あな吉流 幸せな食卓のつくり方」

12月14日(月)11:00〜12:00 【女性専用コワーキングスペース&女子専用学習塾】ブルーコンパス主催
「イベント主催者がこっそり教える 売上アップさせるためのイベント活用術」 MAMAstyle®稲垣、瀧がお話しさせていただきます。

1月18日(月)13:00〜15:00
伊吹砂織さん×MAMAstyleオンライントークイベント伊吹さんのオンライントークイベント
テーマ: 「ピンチはいつもチャンスに! ポジティブママの頭の中覗いてみない!?」
※詳細、お申込み方法につはMAMAstyle®ホームページにて随時お知らせします。

その他のMAMAstyle®の活動は、MAMAstyle®ホームページFacebookInstagramで確認できますよ!

Vol.2(翌日配信)に続きます!>

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