ブランクのある私が在宅で働けるとは思わなかった!〜入社するまでの道のり〜

復職を考えるときに必ず誰もが不安になるブランクの壁。
特に変化が目まぐるしいこのIT業界では、数年離れていただけで技術に追いつけない! ということもしばしばあるようです。
今回は社内インタビュー第2弾として、ブランクを経てエンジニアとしてシンプルメーカーに入社した社員二人に、これまでのキャリアやシンプルメーカーの働きやすさについて話してもらいました。
 

Nさん
職業:システム開発エンジニア
居住地:千葉県松戸市
子どもの年齢:14歳、11歳

Iさん
職業:システム開発エンジニア
居住地:千葉県
お子様の年齢:5才、3才

これまでのキャリア

➖これまでのキャリアを教えてください。
Nさん:コボルの変形言語を使用した金融機関のシステムを22年間経験し、その後JAVAを使ったシステムを11年ほど経験しました。
結婚して出産するまでは、派遣社員として働いていました。
産後はまた派遣社員として、PHPを使ったWebシステム開発に携わっていました。その後、今年9月にシンプルメーカーに入社しました。
 
Iさん:Webプログラマーとして2年ほど経験を積んだ後上京し、ソフトウェア開発の会社に10年ほど在籍していました。
その間に産休・育休を2回取得しているので、実際の勤続年数としては7年くらいです。
主に開発・保守系の業務や、新人教育などを経験しました。
 

➖ブランクを経て復帰するまで、どのような気持ちで過ごしていましたか?
Nさん:出産して復帰するまで、8年のブランクがありました。
システム開発の仕事をしたいという気持ちは強かったのですが、通勤や残業のことを考えると復帰は難しいだろうと思い、近場で自分にできる仕事があれば何でもやろうという気持ちでした。
司書の資格があるので、まず学校図書館で採用されましたが、通勤地が遠く辞退しました。
やはり子どもがいると遠くまで通勤するのも難しく、働ける時間も限られるので、なかなか自分の望み通りの働き方はできないのかなと思っていました…。
 
Iさん:出産前に勤めていたソフトウェアの会社では、私以外に育休を取った実績がなかったんです。
なので私が取得することでロールモデルになるから、育休開けたら戻ってきてと言われていたので、大きな不安はありませんでした。
それでもやはり焦る気持ちが出てしまい、育休中に勉強をして、一人目の時はJSTQB、二人目の時はIVECと、ソフトウエアテストの資格を取得しました。
開発をしている中で、工程の中で一番テストが好きだったこともあり、もっとクオリティーの高いシステムを作りたいという思いが強くなり、資格を取りました。
今思うと、そんな焦る必要は全くなかったし、ゆっくり休んでおけばよかったと後悔しています(笑)。
でも、いざ復帰すると自分の知らない新しい技術や言語が増えていて、どちらかというと復帰してからのほうが「やっていけるかな?」という不安がありました。
 
➖数ある企業の中で、シンプルメーカーに応募した理由はなんでしょうか。
Nさん:元々は自宅から1時間以内で通える場所で仕事を探していたのですが、通える範囲で仕事が見つからなかったので「在宅での仕事を探してみようかな」と思ったのがきっかけです。
在宅勤務を条件に、求人情報を見ていたらシンプルメーカーさんを見つけ、完全在宅でママエンジニアも多いとのことだったので応募しました。
 
Iさん:以前務めていた会社では、子どもが大きくなるにつれて責任ある仕事を任されるようになりました。
時短勤務の中で業務をこなす必要があり負担も大きく辛かったです・・・。
仕事が辛いということをSNSで呟いていたら、たまたまシンプルメーカーの社員の方の目にとまったようで声をかけていただき、シンプルメーカーを紹介していただきました。
私のようなケースは結構レアだと思います(笑)。
 
➖社員の方とのやり取りや会社の雰囲気はどう感じていますか?
Nさんブランクがある状態での入社でしたが、みなさんに暖かく迎えていただき、楽しく仕事をしています。
今は研修中なので、社員の方にマンツーマンで見ていただいているのですが、話しやすい雰囲気を作ってくださるので、気軽に相談できています。
入社後すぐに課題など出してもらえたので、「今何したらいいんだろう」という時間が発生せず、スムーズに業務ができるので助かっています。
一度にたくさんの作業を任されることもなく、自分のペースで仕事をさせてもらえるのがすごくありがたいですね。
 
Iさん面接のときから感じていたのですが、本当にみなさん優しくて暖かいので、社内でのやり取りにも癒やされながら仕事しています(笑)。  
以前勤めていた会社は、体育会系のノリで主婦も私しかいなかったので・・・シンプルメーカーは本当に居心地もいいですし、入社してよかったと心から思います。
また、仕事のスケジュールも私の予定にあわせて大丈夫だよと言ってもらえるのですごく助かっています!
 

➖在宅勤務を選んだ理由について教えてください。
Nさん:東日本大震災のとき、公共交通機関が麻痺して主人が都内から家に帰れなくなってしまったことがありました。
その経験をして以降、夫婦揃って家から離れたところで働くと、近くに頼れる人もいないから万が一の時に子どもをすぐ迎えに行けないな、という考えがずっと頭の中にありました。
そうした出来事をきっかけに、自分が働くなら近場か在宅でできる仕事がいいと思い、在宅勤務を選びました。
 
Iさん:私もNさんと同じような理由もあるのですが、やはり一番は時間の融通が効くのが一番の理由です。
子どもが小さいうちはどうしても時間や予定を合わせなければいけない場面って多いんです。
特に私の子どもは繊細な性格で、体調を崩しやすく、お迎えの電話が割とあったので、在宅勤務ならすぐに対応できるかなと考えました。
あとは、少し疲れたなって思ったらちょっとお昼寝することもできるので・・・1度在宅勤務を経験すると、抜け出せないですね(笑)。
 

➖通勤しなくていいメリットが大きいですよね。
Iさん:朝保育園に送ってから電車に乗って通勤するのって、実は結構体力使うんですよね・・・。
夏場や雨の日なんか特に精神的にも肉体的にもやられるので・・・。
出社した時点ですでに疲れている、みたいな(笑)。
在宅勤務だと、家と保育園の往復だけで済むし、仕事前に家事をしたり、コーヒーを飲んで一息ついたりできるので、心に余裕ができたというのはすごく感じます!
 

➖在宅勤務よかった! 思う瞬間はありますか?
Nさん:個人的には、お弁当を作って持っていく手間が省けたのが一番嬉しいです(笑)。
子どもたちが夏休みで家にいる間も、その場でパパっと作ってあげられるのは、朝の忙しい時間に作り置きしなくて済むので楽だなと感じています。
 
Iさんやはり、子どもと過ごす時間が増えて子どもの様子なども見れるようになったのが一番かなと思います。
在宅勤務だと、子どもがちょっと調子悪そうなときでもすぐに休ませることができますし、子どものイベントも積極的に参加できるようになりました。
「今日大事な会議があるから仕事休みにくいな」という不安がなくなったので、より子どもに寄り添いながら仕事できるのは、在宅勤務の大きなメリットなのかなと思います。
あとは、疲れたら少し横になったりして適度に休憩を取りながら仕事を進められるので、ストレスも感じにくくなりましたね(笑)。
 

はたママ読者へのメッセージ

➖最後に読者へのメッセージをお願いします。
Nさん:産後、同じ会社に復帰しても、総務や事務的な部署に回されて、同じ仕事をさせてもらえないという話もよく聞きます。
特に私たちがいるIT業界は、少し離れただけでどんどん進化していくので、復帰するのも勇気がいると思います
子育てをしていると、勉強する時間も取れずキャリアを諦める方もいるかと思いますが、シンプルメーカーのようにブランクがあっても受け入れてくれる企業もあるので、どうか諦めないで自分のやりたいことにチャレンジしていってほしいなと思います。
 
Iさん:ブランクの期間が長ければ長いほど、復帰するのに勇気がいると思います。
いざ仕事を探し出しても、なかなか自分に条件の合う会社が見つからずに、「別の仕事しようかな」と諦めてしまう気持ちもわかります。
でも、諦めずに探し続ければ、必ず自分に合う会社は見つかるので、どうか諦めずに見つけていってほしいです。
昔に比べると、今は働くママに対する理解も深まってきているのかなと感じます。
ブランクがあるからと諦めず、自分のやりたいことをアピールすることが大事だと思います!

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編集後記

お二人とも、数年のブランクがあってからの復帰だったので、復帰する際はとても不安な気持ちや焦りが強かったそうです。
それでもシンプルメーカーでは、そんなブランクがある人でも受け入れて、無理のない勤務体制で仕事ができるので、実は10年近くブランクがあるという人が入社するのも珍しくないんです。
「ブランクがあるから復帰は無理かな」と諦める前に、ぜひ一度弊社のSEとして復帰の第一歩を踏み出してみませんか?