【4コマ漫画】モコさん、ニセ社長詐欺に遭う

4コマ漫画

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今回の4コマ漫画では、はたママprojectの経理担当「モコさん」が、ピー社長になりすましたメールにだまされかける場面を描きました。

パソコンに届いたのは、差出人が「ピー社長」となっているメール。

件名には、
「至急振込をお願いします」

と書かれていました。

経理を担当しているモコさんにとって、振込対応は大切な仕事です。
しかも「至急」と書かれていると、急いで対応しなければならないと感じてしまいます。

でも、モコさんは少し違和感を覚えました。

「ピー社長からの指示は、いつも社内チャットで来るのに……」
「今回だけメールなのは、なんだか変かも……」

この小さな違和感が、今回のポイントです。

ニセ社長詐欺は、ビジネスメール詐欺の一種

ニセ社長詐欺は、社長や役員、取引先などになりすまして、メールで送金を指示する詐欺です。警察庁では、取引先や自社の経営者等になりすまし、偽のメールで入金を促す手口を「ビジネスメール詐欺(BEC)」として注意喚起しています。

今回の漫画のように、攻撃者は「社長からの依頼」「至急対応」「新しい振込先」といった言葉を使い、受け取った人を焦らせようとします。

特に経理や総務など、お金のやり取りに関わる仕事では注意が必要です。
普段から振込業務を担当している人ほど、「自分が早く対応しなければ」と思ってしまうことがあります。

しかし、詐欺メールはまさにその心理を狙ってきます。

「いつもと違う」は大切なサイン

今回、モコさんが気づいた違和感は、
「いつもと連絡方法が違う」
という点でした。

普段は社内チャットで来るはずの指示が、突然メールで届く。
いつも使っている口座ではなく、新しい振込先が書かれている。
金額が大きい。
「至急」「今日中に」「先に対応して」と急がされる。

こうした違和感は、詐欺を見抜くための大切なサインです。

警察庁も、送金先の変更や緊急の送金に関するメールを受け取った場合は、送信元メールアドレスや内容に不自然な点がないか確認するよう注意喚起しています。

急ぎでも、確認を省略しない

モコさんは、振込ボタンを押す直前で立ち止まりました。

「やっぱり、電話で確認しておこう」

そしてピー社長に電話をすると、返ってきたのは、

「そんなメール送ってないよ!」

という言葉でした。

もし、ここで確認せずに振込をしていたら、大きな被害につながっていたかもしれません。

大切なのは、急ぎの依頼ほど、確認を省略しないことです。

警察庁は、送金に関するメールを受信した場合、メール以外の方法で送金内容を確認すること、さらにメールに書かれている電話番号ではなく、名刺や自分のアドレス帳など、普段から確認できている連絡先を使うことを推奨しています。

メール本文に書かれている電話番号へ連絡してしまうと、その電話番号自体が攻撃者のものだった、という可能性もあります。

だからこそ、確認するときは、普段使っている正しい連絡先を使うことが大切です。

ひとりで判断しないことも大切

今回の漫画では、最後にはたさんがこう伝えています。

「変だなと思ったら、すぐ本人や周りに相談しましょう!」

これは、ニセ社長詐欺に限らず、情報セキュリティ全般に共通する大切な考え方です。

「こんなことで相談していいのかな」
「自分の確認不足だと思われないかな」
「急ぎだから、先に対応したほうがいいかな」

そう思ってしまうこともあるかもしれません。

でも、少しでも違和感があるときは、ひとりで判断しないことが大切です。

本人に確認する。
上司やチームに相談する。
経理や情報システム部門に共有する。
社内ルールに沿って確認する。

その一手間が、会社を大きな被害から守ることにつながります。

もし振り込んでしまったら

万が一、詐欺に気づかず送金してしまった場合は、すぐに送金元の銀行へ連絡し、送金キャンセルや組戻し等が可能か相談しましょう。あわせて、振込先の金融機関、警察にも速やかに連絡・相談することが大切です。メール本文や送信元アドレス、振込先情報などの証拠も保存しておきましょう。
ただし、送金後に必ずお金が戻るとは限りません。だからこそ、振り込む前の本人確認が何より重要です。

今回のモコさんのように、
「少し変だな」
「いつもと違うな」
と思った時点で、いったん立ち止まる。

それだけで、防げる被害があります。

小さな違和感が、大きな被害を防ぐ

ニセ社長詐欺は、特別な会社だけが狙われるものではありません。
メールを使って仕事をしている会社であれば、どこでも起こり得るものです。

特に、テレワークが広がり、メールやチャットでのやり取りが増えた今、画面上の文字だけで判断してしまう場面も増えています。

だからこそ、

「至急」
「いつもと違う連絡方法」
「知らない振込先」
「本人確認を急がせない雰囲気」

こうしたポイントに気づけることが大切です。

あわてて対応する前に、いったん確認する。
メールだけで判断せず、本人や周りに相談する。
少しでも変だと思ったら、立ち止まる。

その小さな行動が、会社と仲間を守る大切なセキュリティ対策になります。

あわてて対応する前に、本人確認を忘れずに。
モコさんのように、小さな違和感を大切にしていきましょう。