働く時間はママではなく“自分自身”に戻ることができる〜前編〜 エンジニア・鄭基英(ジョン ギヨン)さん

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アメリカ時代。ヨセミテにて。

在宅・フリーランスという働き方を選択した”働くママ”への「在宅ママインタビュー」。

今回は、弊社シンプルメーカーでエンジニアをされている鄭基英(ジョン ギヨン)さんが登場です。

5年間住んでいたアメリカを離れ、今年3月に日本に戻った鄭さん。アメリカ時代のお話やキャリア、海外での育児について伺いました。

鄭さんのプロフィール

名前:鄭基英(ジョン ギヨン)

職業:ITエンジニア

お子さん:8歳, 0歳

居住地:東京都町田市

鄭さんの1日のタイムスケジュール

7:00起床、朝食支度

7:30 長女と朝食(長女は8:30から14:00までオンライン授業)

8:00 作業開始

11:00 次女が起きる(仕事一旦中止)

11:00 ~ 1:00 昼ごはん、長女、次女と遊ぶ・休憩

13:00 ~14:00 残りの仕事

14:00 ~ 17:00 買い物行ったり、遊んだりと子供の要望に合わせた時間

17:00~ 夕飯支度、家族の時間

21:00 就寝

韓国から進学で日本へやってきて、SEに。そしてアメリカへ行き公認会計士の資格を取得

鄭さんは幼少期から日本にお住まいなのでしょうか?

高校生まで韓国にいました。大学から日本です。日本語ができないまま、日本の大学へ入学しました(笑)。

いつ頃エンジニアになろうと決めたのでしょうか?

高校生の頃、プログラミングを趣味でやったことはありますね。私は生命工学部を卒業しましたが、私は生命工学に全く興味がなくて(笑)。

就職はどうしよう…と思って、とりあえず韓国と関連のある会社を探していました。就職活動の時に、

「高校生の頃、ITをやっていました。」

というお話をしたら、設計部へ配属されることに。

そこではプログラミングをやりつつ、韓国語の翻訳をしていました。その流れで名古屋の株式会社エイチームへ入社しました。そこではエンジニアとして配属されました。

元々SEをされていて、アメリカに行かれたそうですね。そのときに公認会計士の資格を取得された、ということですが…。

はい。公認会計士の勉強を始めたのはアメリカに行ってからです。

➖アメリカに行く前から英語が得意だったのでしょうか?

元々勉強はしていたので、全くわからないというわけではありませんでした。

学校に入学できるレベルはあったのかな…という感じですね。

その時、上の娘は3歳でした。

➖お子さんがいる状態で、学校に行かれたということですか!?

幼稚園へ送った後に学校へ通っていたので大丈夫でした!

アメリカでの生活は何年間されていたのでしょうか?

ちょうど5年ですね。帰国する1ヶ月前に下の娘を出産しました。(鄭さんは2020年2月に出産され、3月に日本へ戻ってこられました。弊社へ入社したのはお子さんが3ヶ月の時!)

仕事スタイル
下のお嬢さんをあやしながら仕事をされています

−第2子を出産されてから、すぐに自分のキャリアを生かす仕事を探したなんて、素晴らしいですね!

第1子は、育休を取得したので気楽に(笑)休むことができたのですが。

アメリカで第2子を妊娠して半年くらいの時に勤めていた会計事務所を退職しました。そのため、育休中でもないし、保育園に入れるにも1年くらいかかる状況だったんです。2年近く休んでしまったらどうなってしまうのか?と不安でした…。

アメリカと日本の育児事情

アメリカでは会計事務所に所属されていたのでしょうか?

アメリカは在宅で仕事をするというのがわりと当たり前です。会計士もそれぞれプロフェッショナルが集まるという感じで、それぞれ仕事を持っています。子どもがいる場合は朝5時に出て、お迎えに合わせて午後15時に帰るとか、週2回は在宅…という風に働いていましたね。

アメリカではどちらで暮らしていたのでしょうか?

ミシガンですね。わりと北で、カナダのすぐ下くらいです。

英語はその時に勉強されたのでしょうか?

日本の大学に入った時も勉強していましたが、アメリカの大学でも勉強はしていました。その時が一番英語を勉強しましたね。

アメリカでも大学に入学されたのですか!?

会計士の試験を受けるために、大学の会計学部に入学しました。セカンドバチェラーと言って、2つの専攻を持つ人のために1年半という短い期間で終了するコースがあります。それを選択しました。

その時は3歳のお子さんがいらっしゃったんですよね?

大学に入った時、子どもは3、4歳でしたね。

➖ママでいながらここまで活動的な方ってなかなかお会いしたことがありません!

私もだいぶ無理をしたかなと思っています(笑)。

夫がとても協力的だったから、私がここまで活動できたのだと思います。夏休みで私が忙しい時は、私の親がアメリカに来てくれて、子どもの面倒を見てくれることもありました。

学校に娘を連れて行って、一緒に授業を受けたこともありますよ。

ありがたいことに、子連れということをみんな理解してくれて。隣で子どもにタブレットを見せながら、私は授業を受けていました。

子どもを連れてくる人は私くらいしかいなかったですけどね!

アメリカに行って、公認会計士になろうとしたのでしょうか?

元々ビジネスの勉強がしたいなと思っていたので、MBAを取得するつもりでした。でもMBAを取得するには、2年間フルで日中から晩まで学校に行かないとダメで…。

私のスケジュールに合わせ夫が毎日仕事を休む、なんてことはできませんし(笑)。

代替案じゃないですが、会計士であればビジネスをするための資格も取得できる。それでアメリカでは会計士の資格を取ることに決めました。

会計事務所に入るのも大変そうです…。

アメリカで大学に在学中はコネクションが大事、と言われていましたね。サークルに、有名な会計事務所の人が来てくれた時には、挨拶に行きました。みんなで食事会をするとか。入社1年前くらいに各自行きたい会計事務所に行って、インターンをする。そこでコネクションを作り、でその事務所に入る…というパターンが多いと思います。

私はインターンは違うところに行きました。でも日本語ができるということで、日本チームがある会計事務所へアプローチをかけました。そこで、「来てください」と声をかけていただきました。

運が良かったと思います(笑)。

アメリカはコネクションが強いですね!

あの5年間は無我夢中ですね、今考えると。まるで自分のことじゃないみたい!

5年で日本へ帰ることが決まっていて、勉強できる時間が決まっていたというのも一因かもしれません。

➖駐在というと、奥さんはサポートというイメージがあります。

駐在で仕事をする人はいないですね。周りでも私だけでした!

基本妻は働いてはいけないので、夫の会社の人とも話し合いました。サポートするのが妻の仕事、という感覚なので。

そこを私の夫が会社を説得してくれました(笑)。そして、公認会計士になるという前提でOKをもらいました。

公認会計士の資格を取得するのは2000時間働いた、という実績が必要です。

そういう背景もあり、特別に駐在ながらも学校へ行き、働くことを許可してもらいました。

学ぶ母の姿を見て、娘さんは感動していたのではないですか?

「ママみたいになりたくないから、何もしたくない」と言われてしまいました(笑)。

それよりも、私がエンジニアであることの方に興味があるようですね。

「ゲームを作れるの?」

「プログラマーになるの?」

と質問することもありますよ。そっちの方が喜ばれますね。

プログラミングは小学生でも学んでいますもんね。

ゲーム感覚で作れるから、子どもは興味を持ちますね。

サマースクールに行くと、みんなプログラミングをしていますね。動画の撮り方を学び、アドビで編集するというプログラムもあります。うちの娘もサマースクールに行きました。

日本からわざわざプログラミングを学ぶためにサマーキャンプに来た、というお子さんもいましたよ。

海外での子育て事情もお伺いしたいです!日本との違いをお伺いしたいです。

アメリカでは働くママが特殊ではなく、当たり前という認識です。学校の送り迎えはお父さんが多いですし。みんな15時や16時で仕事を終わらせているという環境ですね。アメリカにいる頃は、共働きだから大変…と思うことはありませんでした。みんながやっているから当たり前のこと、という考えでしたね。

学校を中心に会社が回っている、と感じでしたよ。学校が休みなら、会社を休んでいい、という会社も実際多かったですし。

アメリカでワンオペ育児の問題は出ますか?

あまり聞かないです。育児は両親共にやっている、というイメージが強いですね。学校のイベントも両親が揃ってくるという感じでした。お父さんがあまり来ない家庭は、日本と韓国のご家庭が多かったですね(笑)。アジア系の会社は海外でも忙しそう…。学校の面談に終わるような時間には勤務が終わらないようです。

基本は、面談は両親揃って話を聞くことが多いですね。

日本だと面談は母親の仕事、と認識されている気がします!

日本は何事もお母さんが中心かなと思います。

ヨーロッパで働く友人は現地の企業で働いていることもあって、バカンスを取得していますが、アメリカも同じようにバカンスの習慣はありますか?

アメリカは日本より休みが少ないですね。法定休日は少ないですし、長期休暇も取得はできますが、日本のようなGWみたいなものはありません。私もアメリカで暮らしてビックリしました。みんなもっと休むものだと思っていたので。その代わり、クリスマスから年始までとか夏休みは自分の有給等を使えば1週間や2週間はとることができるのですが…。

会計事務所は繁忙期が分かれていたので、忙しくない時は会社に行かず、家にいて、時にはゴルフに出かけるなんてことも。意外と楽でしたね!

夏はゆっくりして、冬はしっかり働くというイメージでした。

休みは少ないものの、残業はしないで帰る人が多い気がしますね!

では、面談があったら、わざわざご夫婦で半休を取得するのでしょうか?

そうですね。だいたい16時〜17時の間で面談が入ることが多いので、それに合わせて取得しますね。子どもの面談があると帰宅していいよ!という感じです。

アメリカの方が、子どもを社会全体で育てているという感覚がありますね。

ベビーシッターの利用頻度はどれくらいでしょうか?

ベビーシッターも普通にみんな利用していますね。近所の高校生にお願いしてきてもらうといった、簡単な感じでお願いできます。

私もお願いしていましたよ。ご飯を食べさせてくれることもありましたし、習い事のお迎えを頼むこともありました。

すごく助かりましたね!

日本でベビーシッターを利用したことはまだありませんが、手軽にお願いできる印象はないかもしれません。

アメリカでももちろん信頼できる人にお願いしますが、もっと気軽に頼めましたね。親戚の子に頼むような感覚ですね。

私もベビーシッターさんをお願いすることがありますが、トータルだと結構高額になってしまうので、よほどのことがないと頼めないですね。ただ夫の休みが少なく、やむを得ない時はベビーシッターさん頼みになります…。

英語の勉強も続けられているのでしょうか?

自分の勉強というより、子どもに英語を覚えていてほしいので、英語で喋りかけていますが、娘は日本語に切り替わってしまいましたね(笑)。私は娘に話しかけていることが自分の勉強になっていると思います!

お話を伺っていると、どんな状況でも学ぶ姿勢を持っていて、とても活動的だなという印象です。

そうですね、常に動いているのが好きですね。

夫も私の性格をとても理解してくれているのでありがたいです!

 

後編に続きます。明日の配信をお見逃しなく⭐️

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