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やりたいこと
GTMを使って、FirebaseとGAを連携したものの、情報が多く欲しいイベントが埋もれてしまったり、解析の邪魔になってしまったりすることはありませんか?
「一部のイベントはGAに連携したくない。」そんな設定も、GTMの設定によって可能です!
今回はその実現方法についてまとめます。
設定手順
前提条件
- アプリにFirebaseAnalytics、GoogleTagManagerが導入済みの状態であること
- 各導入方法は下記を参照ください。
- FirebaseAnalyticsの導入 iOS、Android
- GoogleTagManagerの導入 iOS、Android
- Android、iOSそれぞれのGTM コンテナが作成済みであること
ブロックトリガーを設定
- トリガータイプを「カスタム」に設定します。
- 発生場所は「一部のイベント」を指定します。
- 「Event Name」が「正規表現に一致」を選択して、正規表現にブロックしたい自動イベントを指定します。(”|”で区切ることで複数指定可能です。) 例えば、自動イベントの「screen_view」と「user_engagement」を連携したくなかったら、「screen_view|user_engagement」と入力することで、「screen_view」と「user_engagement」をブロックすることが可能です。
- トリガーに任意の名前をつけます。
- 「保存」ボタンを押下します。



これでブロックトリガーの設定は完了です。次に、タグの設定を行います。
タグを設定
GAと連携を行うタグの設定については前回書いた記事と重複するので割愛し、トリガーの設定についてのみ書きます。
タグの設定については、こちらの記事をご確認ください。
関連記事:FirebaseとGAを連携する方法
- 配信トリガーに「All Events」を指定します。
- 例外に、先ほど作成したブロックトリガーを指定します。



これでタグの設定が完了しました。あとは、コンテナを公開すれば完了です。
設定した結果
設定前



カスタムイベントである「m_event01」以外に、自動イベントの「screen_view」や「user_engagement」などが送信されていることが確認できます。



自動イベントがブロックされ、本来欲しかったカスタムイベントのみ、GAで確認できるようになりました。
まとめ
欲しいイベントのみをトリガーに設定して連携することも可能ですが、タグやトリガーの数が増えてくると管理が煩雑になってしまうので、連携したくないイベントをブロックする方が管理は簡単かもしれませんね!
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