前回こちらの記事で、Firebaseアナリティクスの情報をBigQueryを使って確認する方法をご紹介しました。



ですが、BigQueryはSQLなどを使用するなど開発者向けの要素も多く、一般的ではありません。
今回は、アナリティクスの情報を、より分かりやすく見せるための方法としてデータポータルをご紹介します。
前提条件:BigQueryとすでに連結済みであること
連携のやり方は こちら を参考にしてください
Google データポータル(旧データスタジオ)とは?
Google データポータルは、Google が無償で提供している データビジュアライゼーションツール です。
データビジュアライゼーションとは膨大で複雑なデータをグラフや図で分かりやすく表現する技術のことで、「データを分かりやすく伝える」ことを目的としています。
そのため、データポータルを使用すると、数字の羅列であるデータをグラフや図に変換して、見やすく分かりやすいレポートを作成することができます。
1.データポータルを開く
① データポータル にアクセスします。
②画面左上の「作成」をクリックし、「データソース」を選択します。



2.BigQueryと連携する
① BigQuery を選択します。



②プロジェクト、データセット、表(テーブル)からそれぞれ対象のものを選択します。



※構造はBigQueryと同じです。



◆データセット
複数のテーブルをもつ、データベースのようなものです。
BigQuery にリンクしている Firebase プロジェクトごとに、「analytics_<property_id>」という名前のデータセットが追加されます。
今回はアナリティクスのデータを表示させたいので、データセットは「analytics_<property_id>」を選択します。
◆テーブル(表)
イベントのデータが確認できます。
[events_YYYYMMDD]
日付単位で作成されるテーブルです。前日分までのデータが確認できます。
[events_intraday_YYYYMMDD]
当日発生したイベントについてはこちらのテーブルを確認します。データはリアルタイムで追加されます。
③データソース名を任意の名前に変更し、画面右上の「接続」をクリックします。



④画面右上の「レポートを作成」をクリックします。
「このレポートにデータソースを追加しようとしています」と表示されるので、「レポートに追加」をクリックします。



⑤レポート作成画面が表示されます。



次回はこちらの画面を利用して、実際に Firebaseアナリティクス の情報を表示していきます。
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