社員に幸福度の高い働き方をしてもらうために。PDCAを回しながら制度の最適解を探究

デジタル技術を駆使し、企業のサービス課題・業務課題の解決を爆速で実現する、ということをミッションに掲げる株式会社GeNEE。
働き方支援やコミュニケーションの促進、クリエイティブ支援など、社員の幸福度を高める制度を整えています。
今回は、同社で代表取締役を務める日向野 卓也さんに同社で設けられている制度についてお話を聞きました。

株式会社GeNEEについて


➖御社の事業内容を教えてください。
大手IT企業での開発・設計実務経験を持つメンバーとスタートアップ事業のゼロイチ立ち上げ経験のあるメンバーが中核となっており、ゼロベースでのMVP開発やサービス開発は勿論、スケーラビリティを意識したシステム設計やセキュリティの堅牢性など、目に見えない部分にまで技術を組み込むシステム開発・スマホアプリ開発の会社です。お客様が構想されるユニークなアイデアやサービスに、GeNEEの強みとする開発技術を乗算することで、生涯続く強固なシステムやスケールするアプリサービスを設計・開発しています。

働きやすい環境への取り組み、制度について

➖働きやすい環境への取り組み、それに対する社内での反応、また、現在感じている課題がありましたら教えてください。

働きやすさへの取り組みとしては、このような制度を設けています。

【働き方支援】
スキルアップ支援として、RubyやSwiftなどのプログラミング言語に関する書籍、システムアーキテクチャやスクラム開発手法を理解すための技術本の購入、テック系の研修会、人工知能学会や情報処理系の学会に参加する費用は全てGeNEEが負担しています(金額の上限設定はあります)。GeNEEで働くエンジニア、デザイナーのスタッフには可能な限り多くの経験や知識を学んでほしいと考えています。

また働き方支援の一つとして、100%在宅勤務・フルリモートを支援しています。事前申請・事前承認は必要ですが、育児期間中のスタッフや技術職のエンジニアが主に利用しています。今後は社内VPNやチャットアプリ、業務監視アプリを上手く活用し、この在宅勤務・フルリモートワークの枠をもっと広げていきたいと考えています。在宅勤務やフルリモートを押す理由ですが、満員電車で過ごす時間を極力減らし、これからは仕事や家庭、自己学習などに充てて欲しいという想いからきています。効率的で無駄のない働き方を提供することで、従業員のモチベーションにも良い影響が出てくると思っています。

あとは、弊社の場合、新たな知見獲得、ノウハウ獲得を目的とした副業も前向きに捉えています。大手企業では副業を禁止するところがまだまだ多いですが、弊社は逆の発想を持っています。自社以外の方々とも多く触れ合うことで刺激を受け、自己成長に繋がると考えています。

また、コミュニケーション促進を目的として、1泊2日~2泊3日の社員温泉旅行やファミリーデイ、レストランシェフを招いたご馳走会、弊社にはカラオケが好きなスタッフが多いので、カラオケ大会なども定期的に行っています。エンジニアやデザイナーが日常の開発・制作業務に集中できるように、福利厚生制度を充実させることも重要だと捉えています。他にも、クリエイティブ支援として、資格取得手当はもちろん、メンバーがビジネスアイディアを発表する場を提供する会「アイデアソン」、「ハッカソン」といった様々な会を不定期に開いています。

株式会社GeNEEの豊富な福利厚生制度等はこちら

➖制度面がかなり充実しています。これは会社を設立させてすぐに整備されたものになりますか?
制度面は徐々に作っていきました。個人事業主だった時代はあまり福利厚生制度を意識したことがなかったですが、あれから10年近くが経過し、今では、パパ・ママのスタッフも増えてきており、3年頃前から本格的に注力し始めた状況です。

➖中心になって作っているのは役員の方たちでしょうか?
制度決定は役員メンバーで行っていますが、制度設計は人事専門のコンサルティング会社と連携し、そこから案をいただいています。最初は大手企業の人事制度、福利厚生制度を模倣しようと考えていたのですが、それは残念なことに上手くいきませんでした。業界や業種、組織規模、管理体制などが異なるため、なかなかフィットしなかったのです。そこで、自分たちの会社により合っている人事制度・福利厚生制度を作るために、人事コンサルティングと契約し、月に数回アドバイスをいただきながら制度整備を進めている状況です。

エンジニアの仕事は、椅子に座りっぱなしで業務に向き合うことが多く、その弊害として肩こりや腰痛になることが多く、「肩こりがひどい。」「腰が痛い。」と言った声も実際に上がっていました。弊社は仕事用の椅子の購入にも一部補助を出していますが、やはり加齢とともに辛いものは辛い、と考えるようになりました。そこで今年からは月の利用上限はありますが、整体マッサージの施術を受けていいという福利厚生も加えました。以前所属していた大手SIer企業にも同様の福利厚生制度があり、それを一部カスタマイズして導入・決定しました。弊社は腰痛持ちや肩こりのある人間が多く、この制度は社員からとても好評の声が上がっています。

➖素晴らしい制度ですね! 社員のみなさんに定着している制度がある中で、感じている課題がありましたら教えてください。
先程の整体マッサージは好評の声が上がっているのですが、導入したけど使われないという制度も多数あります。そのため、定期的に導入後の状況をモニタリングして可能な範囲で見直しを図るようにしています。人事制度、福利厚生制度もやはり計画と実際の動きは異なってきますので、常にPCDAサイクルを回転させながら予実管理を行い、都度改善を図る必要があると感じています。

➖社員のために作ってよかったと思う制度はどれでしょうか?
社員の置かれている立場や状況によって違いは出てきてしまうのですが、肌感としては、やはりフルリモート制度は相対的に満足度が高いのではないかと思います。現在、北海道や京都、大阪、福岡、沖縄といった地方で働くスタッフも増えてきていますので、今後もフルリモート制度の範囲は広げていきたいと考えています。

子育ての制度に関して

➖産休・育休の取得状況を教えてください。
今年で5人目になります。3年前、役員メンバーが取得したのが第一号でして、そこからスタッフの数が増えて、産休・育休制度に関する議論が活発に行われるようになりました。今、少しずつですが、産休・育休の制度も整ってきたという状態にあります。

➖男性育休の取得状況はいかがでしょうか?
内訳としては、女性が3人、男性が2人です。弊社の平均年齢がまだ30代前半ということもあり、男性は未婚者が多く、やはり女性の方が積極的に取得している状況にあります。もう数年が経過すると、取得状況の割合にも変化が出てくるのではないかと推察しています。

➖子育てに特化している制度はありますか?
パパ・ママに特化して作った制度は3つあります。1つ目は前述したフルリモート制度です。2つ目はフレックス・タイム制度ですね。弊社の場合、このフレックス・タイム制度が少し特徴的で、マイルストーンの状況やプロジェクトリーダーに要相談ではありますが、コアタイムといわれるような時間は設けず、日単位で有給休暇とは別に独自のフレックスを取得することが可能です。そのように設計した理由ですが、何らかのイベントが平日に行われる場合(例えば運動会や遠足など)、お子さんの行事に合わせて休みを取れるようになると、パパ・ママのスタッフはより働きやすいのではと考えたからです。独自のフレックスを申請し、休みを取った後、振替として土日祝日などに出勤する形になります。3つ目は先ほど少しお話したファミリーデイです。奥さんやお子さんを呼んでワークショップ(折り紙やボードゲームなど)やアクティビティを行うことで、スタッフの子育てにも良い影響を与えているのではと思います。

テレワークに関して


➖御社のテレワークの状況について教えてください。
弊社は完全にテレワークというわけではありませんが、必要に応じて承認するという形を取っています。それは2020年の3月頃からスタートしました。元々いた会社の頃から出社する、出勤するという意義を見出せなかった、というのが背景にありました。新型コロナウィルスの影響により、そこから展開のスピードが早まったと記憶しています。

➖今の出社状況の割合を教えてください。
出社2:テレワーク8ですね。法人営業職のスタッフは、担当しているクライアントとの打ち合わせもありますので、どうしても出社しなければならない状況が残っています。

➖みなさん「テレワークが良い」とおっしゃいますか。
そうですね。ただ一部のパパ・ママ社員からは、「出社して雰囲気を変えたい。」「夫と一緒に居過ぎると少し関係性が険悪になる。」といった嬉しいような悲しいような意見も上がっていました。人それぞれ考え方や価値観が異なりますので、今後もスタッフの意見に傾聴しながらより働きやすい環境を整備していけたらと思っています。

コミュニケーションについて


➖テレワークですと、コミュニケーション不足が問題になることもありますよね。御社ではどうやって解消されているのでしょうか。
プロジェクトによって違いはありますが、私が今担当しているプロジェクトでは、短めのMTGを複数回行い、メンバーの意見をなるべく多く傾聴するといったことを大切にしています。とはいえ、人によってコミュニケーションの質や取り方、好みには違いがあります。「短めのMTGを何度も実施するとなると、開発に集中できない。」といった人もいると思います。なので、一つの最適解はないと思っていますので、プロジェクト単位で動き、その中で最適解を模索することが重要だと常々感じております。
社内的なコミュニケーションという意味ですと、意見をより多く集めるために、質問箱という自社用のシステムを使っています。何かあればそちらのシステムから匿名制で意見を投稿することができます。匿名制を採用してからは結構忌憚ない意見が出てますね(笑)。そこで、社員が考えていること、悩んでいることを把握し、分析しています。何か大きなトラブルや火種を抱えているようであれば、全社的に対策を考え、対処するといった流れをとっています。

社員にとってどんな会社を目指したいか


➖最後に、社員にとってどんな会社を目指していきたいですか?
「GeNEEで働いてよかった。」
と、思ってくれるのが理想ですね。だからこそ、我々経営陣がしっかり制度を考える必要があると考えています。そして、導入して終わりではなく、その都度PDCAサイクルを回し、自組織に合った最適な解を模索することが大切だと思っています。

編集後記

会社に合う制度を作るために、人事コンサルティングと契約してアドバイスを頂きながら整えているという点に驚きました。社内の意見はもちろん、外部からの意見を取り入れて最適解を常に求めている株式会社GeNEEは、これからますます魅力的に発展されるでしょう。

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